11月10日（木）午前8時50分から10時30分まで、校舎「かえで」1403教室において、米国より、国際関係学、米中関係がご専門のZhao Quansheng・アメリカン大学教授ををお迎えし、"U.S. -China Competition& Impact on the World Order"と題して、第2回麗澤大学グローバル・セミナーが開催されました。このセミナーは英語で行われ、日本人学生をはじめ、ドイツ、モンゴル、中国、チベット、韓国、ベトナム、マレーシアからの学部留学生や協定校からの交換留学生のほかに、オンライン参加したタイ留学中の日本人学生１名を含む28名が参加しました。　　

　セミナーの冒頭で、徳永学長による挨拶に続き日本グローバル・イニシアティブ協会理事長の綿貫雅一氏によるZhao教授の紹介が行われました。Zhao教授は、冷戦構造における米ソ二極体制から冷戦崩壊後の多極体制に至るまでの国際関係史を辿り、中国の経済的台頭と覇権主義の問題、米中の競争関係を取り巻くインド・太平洋諸国家間の連携など、パワーバランスの変化が世界秩序に及ぼす影響について述べた後、今後世界はどこへ向かうのか、戦争か平和か？という問いを学生に投げかけ、１時間にわたる講義は終了。その後30分間、ノートを取りながら熱心に講義に聞き入っていた学生とZhao教授の間で活発な質疑応答が交わされ、セミナーは盛会のうちに終了しました。

　セミナーに参加した学生からは、「国際関係を分かりやすく説明いただき、理解を深めることができた」「100分があっという間に感じた。またこのような機会がほしい」などの感想が寄せられました。