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2018.11.27|最終更新日:2020.07.24|

【開催報告】麗大生が学びを社会で実践 -男女共同参画をテーマとした分科会運営-

本学では柏市や柏市内企業の協力を得て、昨年度より地域連携実習というプロジェクト遂行型の演習科目を、学部1年生共通科目として実施しています。初年度『男女協同参画社会』をテーマに取組んだ学生達が、その後自主企画ゼミとして活動を継続しています。

本日は、その後学生達が柏市と協働して取組んだ企画の開催報告が届きましたので、ご紹介します!彼女達からの感想を通じて学びが実践を通じて深まっている印象を感じていただけるのではないでしょうか。

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分科会の様子

分科会の様子

自主企画大場ゼミは、11月17日(土)に開催された柏市役所が主催する「第26回柏市男女共同参画フォーラム」で分科会ブースでの機会を頂き、日頃の研究成果を生かした企画を実施しました。
私たちの自主企画ゼミの活動は、2017年に大学が開講した「PBL学習(麗澤地域連携実習)」がきっかけでした。柏市役所の職員の方と一緒に問題を見つけ解決策を考えるという体験型学習から始まり、担当の大場先生のもとで「男女共同参画社会」をテーマに研究していきました。履修期間が終わったあとも、自主企画ゼミとして継続して活動しています。
今回のフォーラムでは、私達は運営側として参画し、自分たちのブースで来場者の方々と「共創空間」という技法を使い、意見の共有をしました。参加者の方々から頂いた意見から、たくさんの気づきがあり、大変良い経験になりました。

今回参加した学生の感想を以下に紹介します。

〈経済学部2年・グローバル人材育成専攻〉

私はゼミ長として、この自主企画大場ゼミに関わってきました。はじめは「男女共同参画社会」と聞いて難しいイメージしかなかったのですが、勉強していくうちに「生きやすさの追求」なのだと、自分の中で定義付けしていくようになりました。フォーラムに参加するのは初めてで右も左もわからないような状況で、時には悔しい思いをすることはありましたが、結果的にはゼミメンバーで協力し、最高のものを作れたと思います。フォーラムで私達の発表が終わったあとも「とてもよかったよ」と声をかけてくれる方などもいて、たくさんの人に支えられて作れたものなのだな、と感じました。来年も出来たら参加してより良い、そして楽しくゼミをやっていきたいと思います。

〈経済学部2年・グローバル人材育成専攻〉

自主企画ゼミには友人に誘われて所属しました。もともと1年の頃からゼミは活動していて、2年から入った私は初めは本当に何もわからず、「男女共同参画社会」ってなんだろう?という初歩の初歩から始めました。お昼に集まってゼミのメンバーで男女共同参画社会について語らうことは、自分では思いつかなかったメンバーの意見を聞くなど、私にとって有意義なものでした。しかし、私たちのゼミには語らうだけで止まってしまい、その後何をするかが明確に決まっていませんでした。そんな時、柏市の職員さんから「男女共同参画フォーラム」に参加してみないかとお話をいただいたのです。先日そのフォーラムが行われ、私たちは緊張しながらも共創空間、というツールを使いながら成し遂げました。フォーラムでは沢山の意見を頂き、同時に私たちの改善点もたくさん見つかったので今後その改善点と、たくさん頂いた意見をもとにさらに研究に精進しようと思いました。

〈経済学部2年・グローバル人材育成専攻〉

今回の分科会に参加したことで、色々な年代層の方達が、今の社会が男女平等の住みやすい社会なのではないか、と感じているという事がわかりました。また、今回のマトリックスで一番多かった男女平等参画社会は実感していて、実現できるという方が多かったのですが、年代層が戦前生まれや昭和の方が多かったので、昔に比べれば男女平等が実現に近づいているのが実感できるそうです。このように、色々な年代層の方達と触れ合った事で、私達の普段のゼミでは考えないようなたくさんの意見が聞けたのは、貴重な時間であったと私は思います。

共創空間手法を用いた意見交換のまとめ。ご覧頂いている皆さんはどこに意見が行きますか。

今回運営に参加した学生達

今回運営に参加した学生達

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この場を借りて、本件サポートいただいた柏市やフォーラム参加団体の皆様には心より感謝申しあげます。

(地域連携センター)