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2021.11.24

【学生の活躍】経済学部3年生が「日銀グランプリ」の決勝で、「敢闘賞」を受賞

 日本銀行が主催する「第17回 日銀グランプリ~キャンパスからの提言~」の決勝大会が、1123日に日銀本店で開かれ、全国122チームの中から選抜されて出場した麗澤大学チーム(経済学部3年生の織田一也さん、鎌塚陸矢さん、高島君征さん、町田海さん、羽根田洸太さんのチーム=いずれも中島真志ゼミ=の5名)が「敢闘賞」を獲得しました。

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 この大会は、大学生たちが経済・金融分野の課題解決に向けての提案を論文とプレゼンテーションにより競う大会です。今回は全国の多くの大学から122チームが参加する中、厳しい予選を経て決勝進出を果たした5チームにより、プレゼンテーションと質疑応答が行われました。

 審査は、若田部昌澄氏(日本銀行副総裁)を審査員長として、安達誠司氏 (日本銀行政策委員会審議委員)、中村豊明氏(同)、小柴満信氏(経済同友会副代表幹事)、野原佐和子氏(イプシ・マーケティング研究所 代表取締役社長)の5名が務めました。

 本学チームの発表タイトルは、「Quintet投資」でした。老後資金の2000万円不足問題などで、長期的な資産形成が求められているにもかかわらず、若年層で証券投資をする人は多くありません。その理由をアンケート調査で調べたところ、「きっかけがない」ことが大きな理由となっていることが分かりました。「一人では投資を始められない」のであれば、複数人で行うことができる「グループ投資」の仕掛けを作ればよいのではないか。こうした問題意識の下、5人組のグループを作って、同額を共同口座に出資して行う「Quintet投資」という新たなグループ投資の仕組みを提案しました。

 他大学のチームからも、「SDGs促進ファンド」(同志社大学)、「教育投資信託」(椙山女学園大学)、「健康維持で老後資金問題を解決!」(明治大学)、「就労・趣味・消費の包括的マッチングアプリ」(東京経済大学)など、それぞれ魅力的な提案が行われました。

 本学の発表について、審査委員からは、「なかなか証券投資を始められない人に、グループ投資と言う仕組みを提供するというアイデアが面白かった」「アプリでグループを組成するという提案は斬新でよかった」などの評価を頂きました。

 審査の結果、最優秀賞には同志社大学チーム、優秀賞に明治大学チームと椙山女学園大学チーム、敢闘賞に麗澤大学チームと東京経済大学チームが選ばれました。

 受賞チームのメンバーからは、「ゼミの先輩の協力も得て、繰り返しリハーサルを行った成果が出せた」(織田さん)、「これまでにないくらい緊張したが、無事に質疑応答を乗り切れてよかった」(鎌塚さん)、「すごい経験をさせてもらった」(羽根田さん)、「達成感はあるが、結果は少し残念」(町田さん)といった感想が聞かれました。

 チームを指導した中島教授は、「独創性のあるアイデアを練り上げたうえで、念入りな準備を行い、決勝ではとてもよいプレゼンテーションと質疑応答ができていた。培ってきた実力が発揮できたのではないか。今回の成果は大いに誇りに思ってもよい。今後のキャリアに生かしていってほしい」と述べられていました。

 なお、日銀グランプリ決勝での本学チームの入賞は、2年連続4回目となります。

  • IMG_6410.JPG表彰の様子
  • IMG_6421.JPGチーム一同
  • IMG_6415.JPG審査員の皆様と