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2021.11.18

令和3年度 「教職シンポジウム」を開催

2021年1113日、「教職シンポジウム」を開催しました。

 麗澤大学外国語学部講師 佐藤 良子先生に、「ユニバーサルデザインの視点を持った教材作成」をテーマに、講話をしていただきました。

  1. ユニバーサルデザイン(UD)とは?
  2. つまずきの要因
  3. 教材のUD

 茨城県鹿島市立平井中学校教諭 雫石 薫先生を講師としてお招きし、「教員として大切なこと」をテーマに、事例発表をしていただきました。

  1. 勤務校について
  2. 教員としての生活
  3. 授業について
  4. 部活動について

埼玉県立伊奈学園総合高等学校教諭 吉田友 樹先生を講師にお招きし、「教師を目指す皆さんへ」をテーマに、事例発表をしていただきました。

  1. 教師として心がけていること
  2. 授業実践の報告

 参加者は、教育実習を来年に控えた3年生を中心とした教員志望者です。佐藤先生の講義に熱心に聞いていました。また、雫石先生と吉田先生の事例発表に熱心に聞き入り、多くの学生から質問があり、とても有意義なシンポジウムとなりました。

以下、講話終了後の参加者からの感想を一部抜粋いたします。

麗澤大学外国語学部講師 佐藤 良子 先生の講話について

今回の講義を通して、ユニバーサルデザインの概念から生徒の英語学習におけるつまずきの要因、読みやすさを意識した教材作成法などを学びました。その中でも印象に残ったことは、教師が「すぐにできそうなことから少しずつ」ユニバーサルデザインの取り組みを行うということです。教員の「少しずつ」の工夫や配慮を取り入れた教材がすべての生徒にとって使いやすく、学びやすい教材になり、結果的に生徒が学習に取り組みやすくなるということに気づくことができました。今後の教材作成に役立てていこうと思います。

(外国語学部外国語学科 英語・リベラルアーツ専攻3年 女子)

鹿島市立平井中学校教諭 雫石 薫 先生の講演について

 雫石 薫先生の事例発表を拝聴し、初任者教員のリアルな生活を知る良い機会となりました。また、「慣れない環境であろうと逃げることなく、教師としての仕事に向き合うこと」や「生徒にどのような大人へ成長してもらいたいのかを具体化すること」が重要であることに気づきました。教師になるまでに、「自分が目指す教師像」を明確にしたいと思います。そして、教師として働く時には、「今の自分にできること」「今の自分だからこそできること」を大切に、常に成長していきたいです。

(外国語学部外国語学科 英語・リベラルアーツ専攻2年 女子)

埼玉県立伊奈学園総合高等学校教諭 吉田 友樹 先生の講演について

吉田先生の講話を聴き、先生たちがいかなる形で生徒と向き合っているのかを学ぶことができました。「複数の声をつないで一つの答えに導く」ことが主体的で対話的な深い学びの実現であり、生徒からの信頼へつながっていくのだということを改めて感じました。「目の前の生徒を引き受ける」という姿勢は我々が目指す教師像そのものであり、教師としての自覚と責任を痛感しました。生徒たちが抱える悩みや問題に対する「なぜ?」を大切にし、胸を張って何かを教えることができるような教師を目指していきたいです。

(外国語学部外国語学科 英語コミュニケーション専攻2年 男子)

  • IMG_7646.JPG    開会挨拶・総括をする森 秀夫センター長
  • IMG_7537.JPG    佐藤 良子講師の講話
  • IMG_7554.JPG    雫石 薫先生の事例発表 
  • IMG_7574.JPG    吉田 友樹先生の事例発表

IMG_7631.JPG  質疑応答の時間にはフロアから沢山の意見や質問が飛び交いました。