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学生相談室コラム Vol.5 - ストレス解消するには...日光浴してみよう
新型コロナウイルスの感染拡大による外出自粛で、家に閉じこもりがちで、ストレスがたまりますね。用事で外に少し出かけても、混雑していて、公園すら出かけないほうがいいという話もあります。いずれにせよ、このコロナ危機を、皆で一丸となって乗り越えるためには、外出を自粛しなくてはいけません。
免疫機能維持のために、生活リズムを崩さず、よく眠り、滋養のある食事をするのは良いことだとされていますが、さて、いままでのように出かけなくなったことで、意外に「日光を浴びる」ことが少なくなってしまったのではないかと心配しています。
植物の生化学反応「光合成」は、小学校でも「植物は葉で太陽の光を受けてデンプンなどの養分をつくる」と簡単に習いますが、我々人間も、日光を浴びることでビタミンDという栄養素を作り出しています。四季があり太陽光に恵まれた日本では、普通に生活していれば、学生など若い人は特に不足しないという説もあるようですが、今のように外出しない生活では、こうしたお日様からの恵みも受け取りづらくなってしまいますね。(ビタミンDは、食品からも摂取可能です。興味のある方はググってください)
私の趣味の一つは園芸です。今は春。桜は葉桜になりましたが、まだまだ花々が咲きだす美しい春です。ビタミンうんぬんは別としても、お日様の光を浴びるのは、大変清々しいことです。起きたら、換気を兼ねて窓を開け、日光を浴びながら深呼吸してみてはどうでしょう。体内時計がリセットされて、生活リズムも整います。私はしばしば、我が家の猫の額ほどの朝の庭で、手入れと水やりのついでに、おおよそ30分ほど日光を浴びています。
春まっさかりの、ちょうど良い暖かな温度の太陽光を浴びると、何より気持ちがホッコリして、とても気持ちが安らぎます。
閉じこもり生活が続きますが、できれば、こうした太陽の光を恩恵として受け取りたいものです。日光浴という昔の日本の習慣を少し見直してみるのも良いかもしれませんね。



動物や植物が好きなひとは、休園中の動物園や植物園が、HPなどで、動物や植物の写真や動画を紹介しています。そうしたものを見て、気持ちを和らげるのもいいかもしれません。
学生相談室受付 寺本敬子