お知らせ
【2週連続!全国紙掲載】内尾准教授ら訳 マイケル・ローゼン 『尊厳―その歴史と意味』が日本経済新聞で紹介されました。
国際学部准教授の内尾太一先生が翻訳を手がけたマイケル・ローゼン著『尊厳―その歴史と意味』(同志社大学の峯陽一教授との共訳)の短評が、2021年5月15日の日本経済新聞の読書欄の「新書・文庫」コーナーで紹介されました。5月9日の読売新聞の書評に続き、2週連続の全国紙掲載となります。
今回の日経新聞の記事では、同書を「米ハーバード大学政治学科教授が『人間の尊厳』を巡る主に西欧の議論を丁寧に追った。その流れで人権についても論じている」と評しています。
そしてその締めくくりでは、人間の遺体のもつ尊厳の問題も扱っている同書の内容を、私たちの社会と結びつけて読むことを推奨しています。「東日本大震災から10年。なお行方不明の人々が多い。とりわけ日本人には重い意味を持つ」
マイケル・ローゼン著『尊厳―その歴史と意味』(内尾太一、峯陽一訳)の書誌情報は、岩波書店のウェブページからもご確認頂けます。
内尾先生による同書の紹介記事、B面の岩波新書「『尊厳―その歴史と意味』 著者マイケル・ローゼンとふたりの哲学者の対話」は、こちらをご覧ください。
本学からの出版のニュースリリースはこちらをご確認ください。
【大学の授業シリーズ】多文化主義(multiculturalism)の理論と実践について学ぶ
先進国として名を連ねる日本だが、国際社会の一員として様々な文化を理解しているかと尋ねれば、その答えはNOであろう。単一民族として歴史を重ねてきた我が国では、他国に比べても数多くの文化や異なる人種が交わることはまだ少ない。しかし、これから更に国際化していく社会を知るためには多文化主義の生い立ちを知ることは必至である。今回は内尾太一先生による授業「多文化共生B」に参加させていただき、その内容と学生たちの姿をレポートする。 多文化共生Bという授業は1~2年次の1学期に行われ、計15回のカリキュラムが用意されている。その題目は「多文化主義の理論と実践について学ぶ」であり、グローバル化とそれに伴って活発化する人々の国際移動の時代と、文化的背景の異なる他者と共存するための方法を探究することを目的とする。