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教育・研究
2021.05.27|最終更新日:2021.05.28|

合理的配慮について知り障がい理解を深め、自分の当事者性と向き合うきっかけに ~CDS職員による合理的配慮についての講話を開催~

5月10日に外国語学部 花田太平准教授が担当するResearch & PresentationⅠ-e3(1年次必修)のクラスで、CDS(Center for Disabled Students)職員の半田 タユ美氏(学生支援士/日本学生相談学会認定)が、自分を知り、よりよい大学生活を送るための一環として、合理的配慮についての説明を行いました。

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講話は、内閣府から発行されている「合理的配慮を知っていますか」を基に、障害者差別禁止法(障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律)が平成28年4月1日にスタートし、差別の禁止や合理的配慮の提供が求められるようになったことを中心に展開されました。その後も、学生から質問がでるなど活発な意見交換が行われ、障がい理解や合理的配慮がなぜ必要なのかについて理解を深めることができました。

講話後は、2グループに分かれ、あらかじめ宿題として出されていた当事者研究ワークシートを基に、自分の苦手なことをペアで話し合った後、その内容をグループで分かち合い、苦手なことへの対応法方法について知恵を出し合いました。

授業終了後、参加学生から「(支援は)合理的配慮を提供をする側と受ける側との信頼関係で成り立っている。信頼関係は簡単に築けるものではないので、提供をする側と受ける側もお互いのことにしっかり向き合う必要があると感じた」という感想が寄せられました。

合理的配慮を受けるための仕組みを知り、自分の当事者性に向き合い、セルフアドボカシースキルを磨くことで、充実した学生生活につなげていってほしいと願っています。