国際学部「経営学概論B-G」（内藤知加恵助教）の特別講義として、見目（けんもく）久美子氏の「イノベーション」講義が開催されました。

　見目氏は、1983年～2018年まで富士通・富士通エフサスで技術サポートやコールセンターの顧客満足度向上、新ビジネス開発等に尽力された後、現在ディレクトフォースに在籍されています。

　今回の特別講義では、企業で見目氏が新ビジネス開発を担当された経験から、１から事業を興すプロセスを学生と一緒に考え、自分たちの強みを使って社会課題を解決しようというワークショップ方式で行われました。

　まず、事前に基礎ゼミナールで、「自分達が解決したい社会課題を継続的に解決するしくみ(ビジネスアイディア)」を検討して模造紙に書き込み、発表しました。特別講義当日は、「自分達のビジネスアイディアを実行したらどのような困難が予想されるか」というお題が出され、一つ一つのアイディアに対して、見目氏が解決に向けてアドバイスをされるという実践的なやりとりが行われました。

　受講者の感想としては、「ビジネス設計から市場提供まで、プロセス毎の先生の現場経験談が聞けて、実践的な講義でした」、「これまで、新規事業を考えるのは楽しそうだったと思っていたが、そのチームの人員集めから、顧客満足まで、細やかな視点における配慮が必要だと感じた。様々な職種の経験をきちんと生かしてこそ、地に足のついたビジネス立ち上げの成功があるのだと学びました」、「先生が最後に話された学生時代にやっておくと良いことベスト３（多様な人・コトと会う、興味のあることをトコトンやってみる、語学・コミュニケーション）が響きました。社会に出るまでの時間を大切に過ごしたいと思います」のような声が寄せられました。