お知らせ
国際学部 中園長新准教授が高等学校における教科横断型情報教育を実践
2023年2月8日に本学国際学部の中園長新准教授が、愛知県立大府高等学校において「歴史教育」と「情報教育」をつないだ教科横断型授業を実践しました。
中園准教授は情報教育の研究を行っており、情報教育における様々な教育資源の活用や教科横断型教育実践のあり方を検討しています。今回は大府高等学校の地理歴史科教諭である野々山新先生と協力し、高校1年生が履修する「歴史総合」の授業において「人間とAIが共に生きる未来とは?」をテーマに授業を行いました。AIが自動生成したイラストや文章を見た生徒たちは、AIが普及する未来について活発に情報交換を行うとともに、人間とAIが共生する未来について、自分なりのイメージを膨らませていました。歴史教育の視点で情報教育を扱うのは珍しい試みですが、「歴史を学ぶことは未来を創ることである」というコンセプトに基づき、これまで学んできた過去を参考にしながらこれからの未来を考える授業実践となりました。
麗澤大学では高大連携を推進しており、高等学校向けにさまざまな出張講義を準備しております。詳細は高大連携ポータルサイトをご覧ください。
【教員プロフィール】
中園 長新 (なかぞの ながよし) 麗澤大学准教授
筑波大学第三学群情報学類 卒業後、筑波大学大学院システム情報工学研究科コンピュータサイエンス専攻(博士前期課程)、教育研究科スクールリーダーシップ開発専攻(修士課程)修了、図書館情報メディア研究科図書館情報メディア専攻(博士後期課程) 単位取得退学。秀明大学学校教師学部、東京福祉大学教育学部 専任講師等を経て2021年4月より現職。共著に、『情報教育と学校図書館が結びつくために』第1章「情報教育の現在と学校図書館の関わり:制度のアプローチから」(悠光堂)、『ロボットをソーシャル化する:「人新世の人文学」10の論点』第10章「初等中等教育と人工知能:学校教育における扱いの検討」(学芸みらい社)、『最新教育キーワード:155のキーワードで押さえる教育』(時事通信出版局)等がある。