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教育・研究
2024.02.14

経済学部経営学科の3年生が東武タワースカイツリー株式会社へビジネス・プレゼンテーションを行いました

 本学経済学部経営学科の専門科目「ビジネスイノベーションプロジェクト-3」(3年次配当)、遠藤助教のクラスでは、2024122日(月)に東武タワースカイツリー株式会社を訪問し、同社の課題解決のためのプレゼンテーションを行いました。 

 この科目では、実在の企業と連携し、企業が抱える課題の解決策を検討することを通じて「生きた経営学」を学びます。これまでの2年間に教室で学んだ経営に関する理論や知識をフル活用し、企業から提示された課題の解決に主体的・自律的に取り組み、実学の現場を肌で感じ理解を深めるとともに、課題の発見・解決能力の向上を目指します。

 遠藤クラスには10名の学生が参加し、同社よりいただいた「日本に訪れる外国人観光客(インバウンド)に、もっとスカイツリーに上ってもらうためにはどうすればよいか?」という課題の解決案を検討すべく、浅草地域のインバウンド観光客を対象とするアンケート調査の実施などをはじめ、2チームに分かれて活動を行ってきました。

 122日(月)のプレゼンテーションでは、(1)チームマッスル(大野伊周さん、安田穂乃花さん、川田花瑛さん、金 ミンジェさん、高橋茉奈さん)が、アンケート調査からわかったインバウンド観光客の早朝利用のニーズに着目し、 スカイツリーの早朝営業と絶景を望みながらの日本の伝統的朝食体験とを掛け合わせて提供する「おにぎり体験サービス」の提案を行いました。

 続く(2)元気ハッスルチーム(佐藤一希さん、柴崎凜々子さん、太田萌々華さん、先崎くるみさん、野本果南さん)は、逆にインバウンドの夜間利用ニーズや外国のナイトライフ文化に注目し、スカイツリーの夜間営業と日本の文化体験とを同時に提供する「こたつで過ごす 冬の星空アニメ・ナイト」や、足湯体験サービスなどを含む5つの案の提案を行いました。

 当日は、同社の大和氏(総務人部長 兼 東京スカイツリータウン広報事務局長)、小杉氏(観光営業部課長)、篠原氏(観光営業部 宣伝プロデューサー)、廣瀬氏(観光営業部 兼 東京スカイツリータウン広報事務局)、若林氏(観光営業部)に同席いただき、提案に対するご講評と並び、学生たちとの幅広い意見交換を行っていただきました。

 5名の皆様からは、アンケート結果に基づいた説明と学生ならではの発想や切り口などを中心に学生たちの提案を前向きに評価していただくと同時に、意見交換のなかでは、「事業者の視点にまで踏み込みこんだ場合にはどう考えられるか」など、有益な課題点もご指摘いただきました。

 数カ月にわたるプロジェクトを終えた学生からは、「実在の企業に対してプレゼンテーションを行うため、緊張感と責任感をもって取り組む貴重な体験ができた」、「最後まで気を抜かずやり遂げることができ、大きな達成感を得られた」、「大学生活で取り組んだこととして、就職活動などにもいかしていきたい」といった声が聞かれました。

 遠藤助教は、「チームとしてプロジェクトを完走するという経験を、実在の企業との連携を通じて学べたことによって、そのなかで得た成功・失敗の体験のどれもが、各自にとって自らを成長させる希少な財産になったのではないでしょうか」とコメントしました。

 今後の学生たちのさらなる活躍に期待したいと思います。

  • ①.jpg 発表の様子①
  • ②.jpg 発表の様子②
  • ③.jpg 発表の様子③
  • ④.jpg 講評・意見交換の様子
  • ⑤.jpg スカイツリーの皆様と①
  • ⑥.jpg スカイツリーの皆様と②