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教育・研究
2023.12.07

東武タワースカイツリー株式会社と経営学科(3年生)との産学連携授業「ビジネスイノベーションプロジェクト-3」

 本学経済学部経営学科の専門科目「ビジネスイノベーションプロジェクト-3」(3年次配当)、遠藤助教のクラスでは、20231115日・22日の2日間にかけて浅草地域におけるインバウンド観光客を対象とした「東京スカイツリーに関するアンケート調査」を実施しました。

 本科目では、実在の企業と連携し、企業が抱える課題の解決策を検討することを通じて「生きた経営学」を学びます。これまでの2年間に教室で学んだ経営に関する理論や知識をフル活用し、企業から提示された課題の解決に主体的・自律的に取り組み、実学の現場を肌で感じ理解を深めるとともに、課題の発見・解決能力の向上を目指します。

 遠藤クラスの連携企業は、東京スカイツリーを運営する東武タワースカイツリー株式会社で、授業には10名の学生が参加しています。

 202310月の企業訪問を経て企業様よりいただいた内容をもとに、学生たちは、これまでに授業で習得した知識を活用しながら、自分たちで1からアンケート調査票を作成しました。

 訪日外国人観光客を対象とする調査のため、その設計には多様な課題が浮かび上がります。学生たちは、「何か国の言語を用意すればいいか?」、「英語以外の会話をする場合に翻訳機能をいかに準備するか?」、「ただ調査に協力してもらうだけでなく、なにか観光の思い出にしてもらう方法はないか?」など課題の一つひとつを話し合いながら、調査の設計を進めました。

 そうして完成した調査票を携えて臨んだ当日の調査では、目標であった100名を超える108名の訪日外国人観光客の方々からのアンケートの回答を得ることを達成しました。

アンケート調査の様子

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 アンケート調査を終えた学生からは、「自分たちのアンケートの結果が実在の企業の役に立つことがやりがいになった」、「注目されているインバウンドに関する調査を、緊張感を持ちながらも楽しめた」、「実際のアンケートでは課題や失敗もあり、そうしたことも大きな学びになった」といった声が聞かれました。

 今後、学生たちはアンケート調査結果のデータを分析し、「日本に訪れる外国人観光客に、もっとスカイツリーに上ってもらうためにはどうすればよいか?」という課題を解決するアイデアを立案・精緻化しながら、2024年1月には再度企業様へ訪問しプレゼンテーションを行う予定です。

 今後の学生たちのさらなる活躍に期待したいと思います。