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2024.05.27

【開催報告】第35回 英語教授法セミナーを開催

 2024年5月18日(土)、「第35回英語教授法セミナー」が麗澤大学教職センターにより開催されました。多くの方々にご参加いただきましたことを心より感謝申し上げます。

 講師は、 埼玉大学教授の及川賢生先生をお招きし講演をしていただきました。及川先生からは、教師と生徒との間で真の英語でのコミュニケーションがなされるように、生徒が本当に興味をもって問いを聞き出すさまざまな工夫をご紹介をいただきました。

 会場には本学教職履修者の他、現職学校教員、指導主事の卒業生の姿もありました。

第35回麗澤大学英語教授法セミナー

日時:令和6年5月18日 14:00 -16:00

場所:かえで1601教室

題目:英語授業におけるコミュニケーション活動を考える

講師:及川賢氏(埼玉大学教授)

参加者数:55名(麗澤大学生51名、麗澤大学卒業生4名)

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【参加者の発表の様子】

【参加した本学教員より】

とくに、身近にあるものを教材にしていく方法が興味深かった。具体的には、紙皿に絵を描き、半径分の切れ目をいれる。数枚の紙皿を重ねるが、切れ目を利用して、裏にある皿の一部が見えるようにする。生徒はWhat's that?と質問する。教師は紙皿を少しずつ回転させて、絵の全体像が少しずつ見えるようにする。教師は、It's a big animal. It has a long nose.のようなヒントを与えていく。絵がわかった生徒は~?と答えを言っていく。最終的に絵がわかり、皿の裏に書かれた綴りを見る。ほかにもたくさんの〇が書かれた絵を一瞬見せて、How many dots can you see?のように質問していく方法もある。このように教師は生徒が絵を当てられるように英語でヒントを与えていくことが、真のコミュニケーションとなる。教室を英語コミュニケーションの場にする工夫をたくさん学ぶことができたセミナーであった。

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【身近にあるものを教材にしていく方法について 及川先生:埼玉大学教授】

 今後も、教職センターでは現場で役立つ実践的な講義を開催していきます。引き続きご支援のほどよろしくお願いします。