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2022.05.29

【開催報告】第33回麗澤大学英語教授法セミナーを開催

 2022521日、千葉県立流山南高等学校の下村 明氏より「教科書を用いた言語活動の実践」というテーマのもと、第33回麗澤大学英語教授法セミナーが開催されました。

 会場には本学教職履修者の他、現職学校教員、指導主事の卒業生の姿もありました。

*会場は入り口での検温・会場内の消毒等、コロナ対策を講じて運営されました。

<セミナー概要>

日時:2022521日 14:0016:00

会場:校舎「かえで」1603教室

題目:教科書を用いた言語活動の実践

講師:下村 明氏(千葉県立流山南高等学校教諭)

参加者数:57名(学部生53名、卒業生4名)

 下村氏はこれまで勤務されてきた特色の異なる3校でのご経験、指導主事のご経験を踏まえ、アクティビティを盛り込みながら、受講者と一緒に考えていく講義をしてくださいました。下村氏の講義に受講生は引き込まれ、会場は熱気に包まれました。講義の中で、下村氏は学習指導要領に掲げられている「言語活動を通してコミュニケーションを図る資質・能力を育成する」という外国語科の目標に対し、「教科書」をどのように用いるか、という点に着目しました。「教科書の内容を教えることが目的なのではなく、教科書を用いてどのように言語活動を行うかが本来の目的である。」ということを、下村氏は数々のアクティビティを通して実践されていました。

 受講者からは「なんのために教員になったのか、なんのために授業をするのか、なんのために活動をするのか改めて考えることができました。目標を意識して教材研究していきます。」「言語活動の具体例が非常に参考になった」といったコメントが寄せられています。

 受講者にとって、当セミナーでの学びは、今後の授業実践における大きなヒントになったのではないでしょうか。

 当セミナーは平成元年から始まり、今年度で33回目を迎えます。今後も学生、地域の英語教育向上に貢献できるような企画をしてまいります。

  • ①.JPG流山南高等学校 下村教諭
  • ②.JPGワークを交えた講義で会場は熱気につつまれました。
  • ④.JPG映像や具体例を用いて分かりやすく講義いただきました。
  • ③.JPG講義終了後も個別に質問・相談をする受講者が列をなしていました。