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教育・研究
2022.05.25

【開催報告】「道徳経営論A」で鈴木規子氏の特別講義を開催

 2022年519日 「道徳経営論A」で、鈴木規子氏(株式会社 シンコー代表取締役社長)による特別講義が開講されました。

 陶磁器製手袋型の製造・販売を中心とした事業を行う同社は、マレーシア、中国上海にも工場を構え、主要な取引先は日本、アメリカ、ヨーロッパ、アジア市場にひろがるグローバル企業です。鈴木氏は、ご自身のキャリアを振り返りながら、家業を引き継いだ頃から現在に至るまで数々のご経験談を学生に伝えてくださいました。そして、激変する社会情勢の中であるからこそ、「適正なモノサシ」(ゆるがぬ経営理念)を持つことの大切さ、企業の繁栄においては「人づくり」が大切であることを説かれました。

 講義後は学生との質疑応答が行われました。学生からは「これまでの失敗から鈴木講師が学んだことは何か?」、「扱う陶磁器型の廃棄処理の方法は?」、「三方よしの経営を従業員の方々に浸透させるために気を付けていることは何か?」など、多様な視点に立った質問が集まりました。講義時間では時間の制約で質疑応答に対応しきれず、学生からのレポートに寄せられた質問にも丁寧にご回答いただきました。経営の現場における道経一体経営の優れた実践について学ぶことができました。

 当科目では、公益財団法人モラロジー道徳教育財団一般社団法人日本道経会のご協力のもと、同財団 企業センター講師によるテキスト『徳づくりの経営』についての講義に加え、企業経営者による経営体験講義をふまえた道経一体経営論の基礎と応用を学ぶことができます。

 各回、講義後に集まる学生からの質問や感想に対して、授業中または授業後に講師から具体的なフィードバックが行われます。丁寧な講義と双方向でのコミュニケーションがはかられた授業が、質の高い学びを支えています。

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講義中の鈴木規子氏
※授業中はマスクをして講義をなさっていますが、授業冒頭に一度マスクを外して、表情を見せてくださいました。

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講義風景

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質疑応答の時間は多くの質問が飛び交いました。