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教育・研究
2024.12.25

【開催報告】本学副学長唐木重典先生による落語会を開催

 2024年12月17日(火)の3限目、本学の国際学部国際学科井上里鶴先生がご担当される「日本事情演習B」において、本学副学長唐木重典先生による落語会が開催されました。本授業は留学生を対象としておりますが、当日は、クラスゲストとして本学の学部生も出席し、22名の学生が聴講しました。

 授業冒頭では、落語に触れたことがない学生のために、井上先生から三百年以上続く落語の歴史や落語の決まりごと、話のオチについてなどのご説明がありました。その後、学生たちはグループに分かれ、実際に手ぬぐいと扇子を使い、どのような動作を表現できるのか意見を出し合いました。

 続いて、唐木先生は高座に上がると、『けち』『走る名人』といった小噺を解説を交えながら披露し、目線や声色の変化による演じ分けなど落語の技法を伝えました。また、学生も実際に高座に上がり、ジェスチャーゲームに挑戦しました。様々な仕草を手ぬぐいと扇子だけで表現する難しさを体験しました。

 最後は唐木先生に、『寿限無』『子ほめ』『まんじゅうこわい』の3本を披露していただきました。やさしい日本語を用いて実演していただき、オチもわかりやすく、初めて落語を鑑賞する留学生たちも、にこやかな表情を浮かべながら聞き入っていました。

 落語会は学生たちにとって、日本の伝統文化を体験的に学びながら、交流を楽しむことのできる貴重な機会となりました。次回開催を楽しみにしております。

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      グループワークの様子
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      ジェスチャーゲームに挑戦する学生
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      唐木先生による落語の実演
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      集合写真

学生の感想

留学生

・一人でたくさんの役を演じられていて、すごいと思いました。

・とても面白く、素晴らしいパフォーマンスでした。日本文化をより理解することができました。

・最初は理解できないかもと心配でしたが、簡単なお話と先生の演技のおかげで理解できました。日本語がもっと上達したら、ぜひ落語の公演を見に行きたいです。

クラスゲスト

・落語を生で見るのは初めてでしたが、表情やしぐさなどとても引き込まれました。話の内容もオチにつながるような振りがあってわかりやすく、面白かったです。留学生の方とも楽しくお話しできました。

・表現の仕方についての説明がとてもわかりやすく、落語の深さを感じました。同じ演目でも落語家さんによって、全然違う味があるのだろうなと感じたので、今度見比べてみたいと思いました。