井上 里鶴
井上 里鶴 (INOUE, Rizu)
職名
准教授
学部
国際学部
学科
国際学科
専門分野

・日本語教育

研究テーマ

・日本語教育、サービス・ラーニング

学歴

・筑波大学 人文社会科学研究科 国際日本研究専攻 日本語教育領域 修了
・筑波大学 人文社会科学研究科 国際地域研究専攻 日本語教育研究コース 修了

取得学位

・博士(国際日本研究)(筑波大学)
・修士(国際学)(筑波大学)

受賞歴

・第41回 日本語教育方法研究会 第二回優秀賞
・筑波大学 人文社会科学研究科国際地域研究専攻 最優秀論文賞(研究科長賞)

主要経歴

・敬愛大学 国際学部 非常勤講師
・大手前大学 現代社会学部 非常勤講師
・名古屋大学 国際言語センター 非常勤講師
・茨城県教育委員会 グローバル・サポート事業 日本語コーディネーター
・武蔵野大学 グローバル学部「日本語教育能力検定試験対策特別講座」講師
・株式会社アジアチャレンジ 早稲田文化館 日本語科/日本語教師養成講座 非常勤講師
・厚生労働省委託事業「外国人就労・定着支援研修」日本語主任

著書

・『日本語教育教科書 日本語教育能力検定試験 完全攻略ガイド 第5版』 共著 翔泳社 (2021)

学術論文

・「日本語指導が必要な児童生徒にオンライン支援が行える大学生サポーターの養成」 小出記念日本語教育研究会論文集,30巻,pp.57-72 共著 (2022)
・「「やさしい日本語」講義がもたらした学びの広がり―大学生への自由回答アンケート分析から」 敬愛大学国際研究第35号 敬愛大学国際学部、pp.131-150 共著 (2022)
・Network for Supporting Education of Foreign Children During Covid-19 Language Assessments as a Tool for Promoting Community Integration, ACTA LINGUISTICA ASIATICA 11(2) 33-50 共著 (2021)
・「大学生は「やさしい日本語」講義をどう受けとめたか―オンデマンド型授業後の自由回答アンケートから」 敬愛大学国際研究第34号、特集「オンライン授業を通した教育の可能性」敬愛大学国際学部、pp.17-34 共著 (2021)
・「日本語学校と地域社会をつなぐサービス・ラーニング―プロジェクトに参加した外国人留学生の学び―」 『筑波大学地域研究』Vol.37,pp131-150 単著 (2016)
・「日本語学校におけるサービス・ラーニングの実践と成果」 『日本福祉教育・ボランティア学習学会研究紀要』Vol.25,pp119-128 共著 (2015)

その他

・ヒューマンアカデミー日本語教師養成講座(eラーニング教材作成)「科目3(社会・文化・地域 / 言語と社会)」 ヒューマンホールディングス株式会社 (2018)
・ユーキャン日本語教師養成講座(下記3冊分担執筆)
『添削課題集』『試験対策問題集3』『テキスト5(音声・聴解 / 記述問題)』 株式会社ユーキャン (2017)
・「自治体職員を対象とした「やさしい日本語研修」-茨城県土浦市役所における実践-」第36回自治体学会大会、口頭発表 共同発表 自治体学会 (2022)
・茨城県教育委員会グローバル・サポート事業委託研究 「大学におけるプロジェクト型教育の実践と多文化共生-茨城県教育委員会グローバル・サポート事業の取り組み-」 シンポジウムパネリスト (2022)
・「重層的「協働実践」による外国人家庭への予防的支援プログラム開発ーやさしい日本語も活用した新しい支援ー」日本子ども虐待防止学会第27回学術集会かながわ大会 シンポジウムパネリスト 日本子ども虐待防止学会 (2021)
・「オンラインによる日本語支援」のための大学生サポーター養成カリキュラムの開発―日本語指導が必要な児童生徒に対する持続可能な学習支援を目指して―」2021年度日本語教育学会秋季大会,ポスター発表,予稿集pp.208-213 共同発表 日本語教育学会 (2021)
・「日本語指導が必要な児童生徒のための遠隔支援における地域連携モデル―茨城県グローバル・サポート事業の試み―」2021年度日本語教育学会秋季大会,ポスター発表,予稿集pp.239-244 共同発表 日本語教育学会 (2021)
・「大学生は「やさしい日本語」講義をどう受けとめたか ―受講後の自由回答アンケート分析から―」2020年度日本語教育学会秋季大会,ポスター発表,予稿集pp.255-260 共同発表 日本語教育学会 (2020)
・「日本語学校の社会参画―サービス・ラーニングの理論とその方法」日本語学校教育研究大会分科会Ⅰ(実践共有を通した学び合い・その方法6 地域とのかかわり) 講演&ワークショップ 日本語教育振興協会 (2018)
・【コラム執筆】茨城県教育庁家庭教育応援ナビ「家庭教育コラム」(小学校1~3年生の保護者向け)「子どもに分かりやすく伝える方法~やさしい日本語の視点を活かして~」 茨城県教育庁 (2023)

先生をもっと知りたい

教員プロフィール

大学を卒業してから現在まで、ずっと日本語教育の世界にいます。留学生、企業で働く人、地域に住んでいる人、子どもたちなど、様々な背景の人に日本語を教えてきました。ここ数年は、日本語教育に関心がある学生への指導をはじめ、地域の日本語教室、学校教育現場、行政機関などで、日本語指導ややさしい日本語に関する研修をお引き受けすることが多くなりました。これまでの知見が社会に活かせるように、また、次の世代につないでいけるように日々取り組んでます。

教職員への一問一答

好きな言葉(座右の銘)を教えてください。
「明日は明日の風が吹く」
休日の過ごし方や趣味を教えてください。
猫、高い場所、食品サンプルが好きです。猫カフェに行って癒やされたり、高い場所(お勧めは渋谷スクランブルスクエア)に行って風に吹かれたり、食品サンプルのガチャガチャを回したりしています。
大学4年間で「学生に訪れてほしい場所」はどこですか?その理由も教えてください。
映画や小説などに出てきた場所でも、電車で隣の席の人たちが話していた場所でも、「行ってみたいな」と思った場所には、ぜひ行ってください。色々な場所に行くことで「自分が元気になれる場所」に出会えるはずです。
大学4年間で「学生に読んでほしい本」は何ですか?その理由も教えてください。
日本や世界の歴史を知ることができる本を読んでほしいです。歴史を知っていると、今社会で起きているニュースを、より深く多面的に捉えることができるからです。
専門分野に興味を持ったきっかけは何ですか?
言語に興味を持ったのは、中学生の時に行ったニュージーランドで、英語が通じた時の感動が原点です。違う国、違う文化の人と、共通の言語でコミュニケーションができるのはお互いのことを知る最初の一歩になります。
専門の研究は社会にどう活かされていますか?
日本語教育の現場の多くは、複数の国や地域から来た外国人が一緒に日本語を学んでいます。その場は、日本や日本語を学ぶ場であると同時に、多様な国や地域を互いに学ぶ場でもあります。色々なことを学び合う場が、教室を、地域を、社会を作っていることを実感しています。
麗澤大学の好きなところはどこですか?
地域に開かれているところです。私はふだんプラザ棟にいますが、そこでは地域の方々が学ぶ講座がたくさん開講されています。地域に開かれた大学だと感じます。