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教育・研究
2025.03.03

工学部 陳寅准教授が慶応義塾大学と連携し、鎌倉市でごみ回収に関する実証事業を開始。

 工学部 陳寅准教授は慶応義塾大学SFC研究所と連携し、鎌倉市のごみ収集車にAIセンサーを設置し、収集ルートの最適化やごみの排出状況を検証する実証実験を開始しました。

 今回、設置されたAIセンサー※1は、ごみ収集車のバックカメラで撮影した映像からごみ収集量を袋単位でリアルタイムに計測、数値化するものです。

 鎌倉市では2025年4月より一部エリアで、2026年4月からは全市を対象に「燃やすごみ」の戸別収集が実施されます。今回収集するデータを活用して、ごみ収集の最適なルート設定の構築に活用するほか、従来のクリーンステーションごとの収集と戸別収集実施後の地域ごとのごみの排出状況を比較して戸別収集の減量効果等を検証していきます。※2

※1 国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)より慶應義塾大学SFC研究所と麗澤大学が受託している、高度通信・放送研究開発委託研究「データ利活用等のデジタル化の推進による社会課題・地域課題解決のための実証型研究開発」(研究代表者:慶應義塾大学 中澤仁教授)の研究成果です。
※2 鎌倉市での取り組みは、慶應義塾大学が代表機関として推進している国立研究開発法人科学技術振興機構(以下JST)「共創の場形成支援プログラム(COI-NEXT)」による研究「リスペクトでつながる『共生アップサイクル社会』共創拠点」(研究代表者:慶応義塾大学 田中浩也教授)の一部です。

 本実証実験の詳細は、以下のURLより鎌倉市・慶應義塾大学SFC研究所のホームページをご覧ください。

教員プロフィール

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陳 寅(チェン イン)麗澤大学 工学部准教授

中国山東省出身。中国 西安電子科技大学 計算機科学学部 計算機科学専攻卒業、同大学院計算機科学研究科修士課程計算機科学専攻 修了後に来日。公立はこだて未来大学 大学院情報システム研究科 博士後期課程情報システム専攻 修了後、慶応義塾大学政策・メディア研究科 特任助教・講師を経て2024年より麗澤大学工学部准教授に。専門分野は「無線ネットワーク」「センシング技術」「知能IoT」。