お知らせ
第36回麗澤大学英語教授法セミナー実施報告
2025年5月17日(土)、「第36回英語教授法セミナー」が麗澤大学教職センターにより開催されました。
講師は、 早稲田大学准教授の鈴木祐一先生をお招きし講演をしていただきました。鈴木先生は、Task-based language teaching (TBLT)とPresentation-practice-production(PPP)という2つの英語教授法についてお話しされました。双方の利点、欠点を理解し、自分の教育場面、タイミングに適した方を選択するのが最強の教授法であると述べられました。
会場には本学教職履修者の他、現職学校教員、卒業生の姿もありました。

第36回麗澤大学英語教授法セミナー
日時:令和7年5月17日 14:00-16:00
場所:かえで1601教室
題目:最強の英語教授法ってあるの?
-英語の学び方から考えるPPPとTBLTの英語授業の可能性-
講師:鈴木祐一氏(早稲田大学准教授)
参加者数:44名(麗澤大学生38名、麗澤大学卒業生6名)
【参加した本学教員より】
2つの教授法紹介の際に、理論的背景だけではなく先生自身の実演、授業映像の視聴などを通して、参加者は実際の生徒として教授法を体験することができた。TBLT実演の際には、自身で出版された教科書を使用した。PPTの説明では、青森県立田名部高校で実施されているTANABUモデルの紹介を通し、実際に現場でどのように使用されているのかを紹介された。グループでの振り返りを通して、参加者はTBLTとPPTの理解を深め、どのように日本の英語教育で実践できるか議論した。先生は、様々な制約のある日本の英語教育環境で双方の利点・欠点を理解し、状況に応じて取捨選択することが重要であると仰っていた。研究に基づいた教授法を日本の英語教育でどのように活かすかを考えさせられるセミナーであった。

多くの方々にご参加いただきましたことを心より感謝申し上げます。今後も、教職センターでは現場で役立つ実践的な講義を開催していきます。引き続きご支援のほどよろしくお願いします。