お知らせ
【実施報告】明徳義塾高校で「スポーツDX出前授業」を実施
― データ分析からアプリ開発まで、高校生がスポーツデータ活用を実践 ―
麗澤大学経済学部・経営学部の教員・学生チームは、2025年9月17日から19日の3日間、高知県の明徳義塾高等学校にて「スポーツDX出前授業」を実施しました。昨年に続く取り組みであり、今年も多彩なプログラムを通じて高校生がデータ活用の魅力を体験しました。
18日の授業では、まず2年目履修生を対象に、経営学部の新井優太准教授がEXCELの基本操作と記述統計に関する演習を実施。続いて、福田誠准教授が野球の投球分析で用いられるラプソードの擬似データを使い、球速と相関の強い項目を探し、球速向上のための取り組みを考える課題を行いました。受講した11グループは短時間で資料を作成し、成果を発表。上位3チームを表彰し、景品を進呈しました。
19日は1年目履修生を対象に、同じラプソードの擬似データを活用した簡単な統計分析の演習を実施。散布図の作成や相関係数の計算を通じて、収集したデータをどのように活かすかを学び、データ分析の一連の流れを体験することができました。
また、17日にはサッカー部と野球部、18日には女子バレーボール部の監督・コーチを対象に、データ活用の方向性や収集体制に関する個別面談を実施。福田先生・大塚先生(スポーツデータサイエンス研究センター客員准教授)より、分析目的の明確化やデータ収集方法に関する具体的なアドバイスが行われました。
18日夜には「練習日誌アプリ作製ワークショップ」も開催。女子バスケットボール部と女子バレーボール部の監督・部員計6名が参加し、麗澤大学の学生3名(経済学部4年生・経営学部2年生2名)が主体となってAppsheetを用いたアプリ開発を指導しました。参加者は全員、自らアプリを完成させ、バレー部ではテスト動作まで確認。今後は実運用を目指します。
麗澤大学は引き続き、地域・教育機関と連携し、データサイエンスを活用した教育支援を推進してまいります。
授業の様子
演習に取り組む生徒たち
サッカー部監督との面談の様子
練習日誌アプリ作製ワークショップ