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教育・研究
2026.07.31

【実施報告】工学部「デザイン思考A」で最終発表会を実施

2026年7月15日(水)、工学部1年次の必修科目「デザイン思考A」(担当:柴崎亮介教授、笹尾知世准教授)で、最終発表会を実施しました。

「デザイン思考」とは、社会の中で複雑に絡み合い、簡単には解決できない課題に向き合うためのアプローチです。本授業では、「共感・観察」「問題定義」「アイデア創出」「プロトタイピング」「検証・評価」の5つのステップについて、講義や演習、振り返りを重ねながら学びます。

今回のテーマは、「最高な大学生活を送れる大学キャンパス」。学生たちはAからYまでの25班に分かれ、学内でのインタビューや観察を通して、学生生活の中にある困りごとやニーズを探りました。

最終発表会では、各班が3分間で、アイデアの「コンセプト」、利用者が体験する流れを示す「ストーリー」、アプリ画面や模型、ポスターなどの「モックアップ」を発表しました。

学生生活の身近な課題から生まれた多彩なアイデア

発表では、英語学習、図書館、学食、学生同士の交流、空き時間の過ごし方など、身近な課題を起点とした多彩な提案が披露されました。

「iFloorの利用」を提案した班は、英会話に不安を感じる学生でも気軽に参加できるイベントを発表しました。お菓子を囲み、トークテーマカードを使って会話を楽しむほか、進行役が参加者をサポートすることで、英語が得意でなくても参加しやすい雰囲気をつくります。発表では、イベントを紹介するポスターも披露されました。

「My Studio」を提案した班は、図書館内に予約制の防音個室を設けるアイデアを発表しました。周囲の音を気にせず課題に集中でき、必要な資料もすぐに利用できる環境を整えることで、学習時間を効率化し、学生の自由時間を増やすことを目指します。

学食をテーマにした班からは、親子のコミュニケーションを「食」でつなぐAI学食アプリが提案されました。保護者が学食専用のお金をチャージできるほか、学生が購入したメニューをAIが分析し、栄養バランスなどの情報を保護者に届けます。学生の食生活を支えながら、親子の会話や安心につなげるアイデアです。

また、図書館をテーマにした班からは、スマートフォンのAR機能を活用した「次世代AR図書館ナビゲーション」が提案されました。目的の本がある場所まで画面上の矢印や文字で案内するほか、本の場所に近づくと振動で知らせる機能や、ジャンルから検索できる機能も盛り込まれています。

このほかにも、モバイルオーダーやテイクアウトを活用した学食の混雑対策、学部や学年を越えた交流イベント、キャンパス内でリフレッシュできる足湯など、学生ならではの視点によるアイデアが数多く発表されました。

発表を聞く学生は、オンライン掲示板を通じて、各班の提案に対する「良い点」「疑問」「提案」を送りました。最後には、実現してほしいアイデアへの投票も行われました。

学生たちは、身近な課題を利用者の視点から捉え、解決策を具体的な形にしました。

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