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教育・研究
2026.09.11|最終更新日:2026.09.14|

【開催報告】特別講義「国際情報分析ー衛星画像分析」

 7月23日(水)、国際学部「ISI基礎演習I-A」(担当:阿部亮子准教授)の授業と麗澤大学国際安全保障研究センターの共催で、衛星データ(GEOINT)をはじめ、OSINTやSIGINTなど多様な情報を統合・解析するインテリジェンス基盤の開発に取り組む株式会社Solafuneより、社長室 政策企画課の松岡 尚玖 氏を講師に迎え、「国際情勢分析―衛星画像分析」をテーマとした特別講義を実施しました。

 今回の特別講義は、ワンキャンパスに文系・理系5学部が集う本学の特色を生かし、文理融合・文理横断による安全保障教育の新たな可能性を探る試みとして実施されました。

 講義では、インターネットや報道、SNSなどを活用する公開情報インテリジェンス「OSINT」、衛星画像などを用いる地理空間インテリジェンス「GEOINT」、通信・電波・レーダー等の信号を傍受、解析する信号インテリジェンス「SIGINT」など、現代のインテリジェンスを構成するさまざまな情報収集・分析手法が紹介されました。それぞれの情報を個別に扱うだけではなく、複数のインテリジェンスを組み合わせることで、より精度の高い分析が可能になることや、衛星画像で得られた情報を公開情報と照らし合わせることで、現地の状況をより正確に把握できることなど、情報を統合して分析することの重要性について解説いただきました。

 さらに、AIを活用した衛星画像分析についても紹介されました。衛星画像取得・閲覧ツールなどで取得した衛星画像に地形や施設などの特徴をアノテーション(特徴付け)し、そのデータを蓄積することでAIの分析精度を高める手法が解説されました。あわせて、今後ソブリンAIやフィジカルAIといった専門性の強いAIに触れ、活用する機会を見据えて、日頃からAIを活用し、自らの考えを整理したり、意見の壁打ち相手、資料の作成などの思考時間の確保とタスクの切り出し等で使い慣れておくことの大切さが紹介されました。

 最後に、松岡様は「インテリジェンスとは、情報を価値に変える力」であると述べられ、情報を集めて詳しくなることが目的ではなく、収集した情報を分析し、最終的には誰かの意思決定につながる情報へと高めることがインテリジェンスの本質であるとご説明いただきました。そのためには、特定の国や地域について深く理解することに加え、論理的な思考力や専門性を身に付け、自らの強みを持つことが重要であると学生たちへ伝えられました。

 今回の特別講義は、通常は、官庁や企業などで扱われるインテリジェンスの考え方や衛星画像分析に触れる貴重な機会となりました。学生たちは、地域研究によって対象地域への理解を深めることに加え、収集した情報を分析し、社会や政策の意思決定につながる価値ある情報へと高めることの重要性を学びました。文系・理系の学びを横断する新たな教育の可能性を体感するとともに、安全保障を多角的な視点から考えるきっかけとなる特別講義となりました。

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■株式会社Solafune https://solafune.com

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