経済社会総合研究センター 研究活動

2010年度 「理想の社会調査Ver.Ⅱ」の調査結果の多変量解析による分析

プロジェクト内容

OECD(経済協力開発機構)や欧州諸国で「Beyond GDP」(GDPを超えて)の考え方が広がる中で、開発している持続可能な社会厚生指標「HSM」は、ブータンなどの国際会議でも発表の機会を得ており、ますますのグレードアップと精緻化を必要としている。09年5月に、日本とスウェーデンで、「理想の社会調査PartⅡ」を実施した。この調査07年に日本で、08年にスウェーデンで行った「理想の社会調査Ver.Ⅰ」で得た知見をベースに持続可能性指標として「民主主義」をとらえた調査項目を折り込み、単純集計結果から多くの知見を得、09年の「環境経済・政策学会」・「日本社会学会」で発表し、「麗澤経済研究」Vol.17NO2にも報告した。そこで「Ver.Ⅱ」の単純集計結果を多変量解析にかけ、因子分解、クラスター分析、主成分分析を行い、さらいに高次の分析を行う。

プロジェクトメンバー

◎大橋 照枝 経済学部・教授