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2019.02.06|最終更新日:2020.11.19|

韓国の大学総長等の訪問団、麗澤大学視察

 韓国の大学総長等で構成されている韓国大学法人協議会(会長 李大淳氏)の日本私立大学訪問団(15名)が1月23日(水)に本学を視察に来学されました。

 日本の私立大学で特色ある学部教育を行っている大学を視察することが、同訪問団の目的でした。視察を受け入れることになったのは、韓国大学法人協議会と提携関係にある日本私立大学協会(私大協)から、学部教育で道徳教育を行っている本学を紹介したいとの打診があったことからです。

 当日は、本学に到着された後、本学の創立者の記念館を見学し、学部教育で道徳教育を行っているのかという根底を理解していただきました。その後、会議室にて、「本学の学部における建学の理念教育の紹介」として、正課内外で行っている教育プログラムは学生の活動を紹介しました。

麗澤大学の学部教育における建学の理念教育

「建学の理念・道徳科学について」     中山理学長
「道経一体思想について」         徳永澄憲経済学部長
「寮教育について」            堀内一史副学長
「学生の団体 ASPIREの活動について」   渡邊信外国語学部長

 訪問団からの質疑の中心は、大学における道徳教育でした。韓国においては青年の道徳の荒廃が問題であり、大学で道徳教育を行っていく必要があるのだが、道徳教育の内容・実施そしてその評価をどのようしているのかなどの質問がありました。本学の国際的・学際的な道徳研究については、アメリカ・ボストン大学との共同研究「日米の道徳の比較研究」の成果として結実した啓蒙書、"Happiness and Virtue Beyond East and West Toward a New Global Responsibility "や、アメリカ・ミズーリ大学との共同研究「道徳教育のインパクト測定」、その研究成果をイギリス・バーミンガム大学の国際会議で発表するなど、海外の大学との道徳教育に関する共同研究を行っていることを紹介。訪問団からの質問などで予定の時間を大幅に超過したことからも、本学の大学教育における道徳教育に強い関心があることが窺われます。

補足情報
本学と韓国との関係は、直近10年の韓国からの留学生総数は538名に上ります。逆に韓国への短・長期の留学は、5大学と提携し、直近10年の総数は79名になります。