麗澤大学 花田太平助教 著 政治神学の観点からジョン・ミルトン詩劇『闘士サムソン』を読み直す
2019.2.20

 本学外国語学部に所属の花田太平助教が「Samson in Labour: Milton and Earl-y Modern Political Theology(労働するサムソン:ミルトンと近世政治神学)」を平成 31 2 20日(水)に出版します。 花田助教の博士論文に基づくこの著書は、 17世紀英国の文学者ジョン・ミルトン(1608-1674)の詩劇『闘士サムソン』を単なる文学作品ではなく、 近年関心の高まっている政治神学の見地から、 高度な“政治思想”として再発見する試みです。
 
この著書は、 近世英国における労働概念の歴史的変遷に焦点をあてながら、 ミルトンを含んだ当時の宗教的ラディカルたちの労働観が、 従来の理解よりも豊かで多様な近代概念の生成にかかわっていたことに光をあてます。 執筆者の花田助教は、 「本書執筆の背景にある問題意識として、 グローバル化によって近代的な国民国家体制が再編されつつある現代は、 政治思想史的には、 宗教と政治が混在していた17世紀と酷似している」と指摘します。 

 

 

◆発売日 :平成 31 2 20 ()
◆著   者:花田 太平(麗澤大学 外国語学部 助教)
◆出版社:麗澤大学出版会(Reitaku University Press
◆価   格: 3,100(税抜)

 【目 次】
Introduction
Chapter 1.
Of dire necessity: The Metaphors of State in Samson Agonistes
Chapter 2. Aesthetics and the Problem of Labour in Samson Agonistes
Chapter 3. From Homo Economicus to Optimus Homo :
                Samson
s Poetics of the Corpse
Chapter 4. Labour and Utopia

 
著者プロフィール】
花田 太平(はなだ たいへい)
麗澤大学 外国語学部 助教
1981
年まれ。 拓殖大学外国語学部卒業。 2005年よりエクセター大学大学院に留学し、 英文学(ルネサンス文学)を専攻。 2006年に同大学院より優等修士号、 2011年に博士号を取得。 専門は英文学、 西洋政治思想史、 批評理論。 現在の研究テーマは「政治神学の起原と現代社会」、 「ハンナ・アレントと労働概念」


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