10月16日（月）の4時限目に、学生相談室主催の講演会を行いました。テーマは、「多様性の尊重に向けて-LGBTQ+とエンパワーメントについて-」というもので、筑波大学から河野禎之（かわのよしゆき）先生にお越しいただき、開催しました。学生対象の講演会ですが、教職員にも門戸を開いて行い、対面で集まった聴講者は19名でしたが、オンデマンド視聴者をあわせると50名が学びの機会を得ることができました。

　当事者に会ったことがない人は、「私の周囲にいない」と思いがちですが、知らないだけ、見えないだけで、統計上は左利きの人や血液型AB型の人と同じ割合でいらっしゃるそうです。自分でも気づかぬうちに、マイクロ・アグレッションをしてしまっていることもあるかもしれません（マイクロ・アグレッションとは、無意識の偏見や思い込みが、言葉や態度に表れたときに、相手に否定的メッセージとして伝わってしまい、その人を傷つけてしまうことをいいます）。

　多様な個人を尊重し、各々がちからを発揮していくために、エンパワーメントの側面からもお話をお聴きすることができました。参加者からは、「こうした話題の際に、"普通"という言葉を使ってしまうことがあったが、直していきたい」など、今回の学びから、前向きな変化をしていこうという示唆ある感想がきかれました。

　この講演は、オンデマンド視聴が11月17日まで可能です。ご興味のある方は、下記のURLにアクセスして、入力・送信してください。必要な情報が自動返信で案内されます。

　ぜひ、この機会に、まずは「知ること」から始めてみてください。

【オンデマンド視聴申込】　https://bit.ly/3FXcq7a にアクセスください。