経済学部 経済学科 経済専攻

経済コース

経済理論を学ぶことで
課題の本質を理解する

コースの特徴

  • コースの特徴
  • 経済学の幅広い専門領域を学び、経済現象の原因や解決策について論理的・実証的に分析する力を養成します。交通渋滞、人々の不正行為、環境問題、少子化など、さまざまな経済問題や身近な社会課題の解決策を、経済学の知見を用いて考えます。

    3つのポイント

    • 経済の仕組みを学び、様々な社会課題を分析する
    • 論理的な思考力と客観的な分析力を養う
    • 将来の進路において、公務員や金融関係のほか幅広い選択肢が可能

4年間の流れ

  • 1年次(全コース共通)

    経済学を通じて社会のさまざまな課題を発見

    1年次は経済学の基礎を学びながら、論理的思考力や統計学にもとづく分析力を身につけていく期間です。過去・現在・未来のあらゆる社会・経済問題について、その原因や解決策を経済学から論理的に考えます。

    参考授業

    入門経済学、基礎ゼミナール、統計学基礎

  • 2年次

    経済学部の王道を歩み、未来の選択肢を広げる

    経済コースでは経済学の幅広い領域を学び、理論分析やデータ分析からフィールドワークまで、すべての領域をバランスよく学びます。具体的には、景気循環や個人消費、金融論などの授業を通して学び、グループで課題に取り組みます。これにより、社会の様々な場面で活躍するための「経済の基礎力」をしっかり身につけ、次年度のゼミナールに向けて、自分の進路や興味に合わせた学びを深めていきます。

    参考授業

    基礎専門演習 A/B、道徳と経済、ゲーム理論(応用経済学 A)

  • 3年次

    実践の場で力を試す、アウトプット重視のステージへ

    これまでに培った経済学の知識や分析力を、実社会に近いかたちで活用する力を伸ばしていきます。学内外のプレゼンテーションコンテストや地域や企業との連携プロジェクトなど、アウトプットの機会が充実しています。正解のない問いに自分の頭で考え、仲間と議論しながら答えを導くプロセスを通じて、実践力と表現力が自然と身についていきます。「知っている」から「伝えられる」「動かせる」へ。学びが一気に社会とつながる、ダイナミックな1年です。

    参考授業

    ゼミナール Ⅰ、EBPMの事例と実践、公共経済学、家族の経済学(応用経済学 C)

  • 4年次

    専門性の集大成と、社会で活きる力の最終仕上げ

    自分自身の関心やテーマに応じた卒業研究にじっくり取り組み、経済学の専門性を深める1年です。同時に、社会人としてのスタートを目前に控え、実践的なビジネススキルや課題解決力、プレゼンテーション力といった"現場で活きる力"をさらに磨いていきます。大学での学びの集大成を形にし、自信を持って社会に踏み出せる―そんな最終学年を過ごすことで、経済コースでの4年間が確かな力となって実感できるはずです。

    参考授業

    EBPMの事例と実践、公共経済学、家族の経済学(応用経済学 C)

授業紹介

  • 入門経済学 A/B

    入門経済学A・B

    担当:大越 利之 教授

    実際に起きている経済現象を理解し、社会課題に関心を持つことに主眼を置いた1年次の最重要科目です。家計、企業、政府という登場人物が、市場という舞台で繰り広げるドラマを学びます。基礎ゼミナールという少人数の授業と連携し「世界一わかりやすい経済学の授業」を目指しています。

  • 金融論

    金融論

    担当:中島 真志 教授

    金融とは「おカネの流れ」のことです。この授業では、金融のプレーヤー(誰が)、金融のマーケット(どこで)、金融取引の手法(どのように)などについて学びます。住宅ローンやキャッシュレス決済手段については、学生の皆さんにも身近なテーマとして人気です。人生100年時代の資産運用についても興味を持って取り組んでいる学生が多いです。

  • 道徳と経済

    道徳と経済

    担当:下田 建人 教授

    麗澤大学の理念「知徳一体」に基づき、経済の知識と人としての在り方を同時に学ぶ授業です。経済学の基本に加え、人類学や企業経営、家族の在り方などを通じて、「利益だけでは語れない経済の意味」を多角的に探ります。授業はPBL(課題解決型学習)形式で進行し、学生が自ら問いを立て、仲間と議論しながら学びます。社会課題に対して自分の価値観をもとに考え、答えを導く力を育みます。経済に興味がある方はもちろん、「人としての判断力を高めたい」という方にもおすすめです。

学⽣インタビュー

この専攻を選んだ理由は?

高校生の時に大学で経済学の模擬授業を受ける機会があり、これをきっかけに経済学に興味を持ち始めました。高校の授業(進路レポート作成時)でノーベル経済学賞受賞者の本を数多く読み、そこで、経済学というものが社会の仕組みや人々の行動に深く関わる学問であることを知りました。「経済学をさらに学びたい」「もっと知りたい」「自分のものにしたい」と考え、この専攻を選びました。

特に力を入れて学んでいることは?

特に力を入れて学んでいるのは、経済学の基本であるミクロ経済学とマクロ経済学です。基礎から理解を深めることが重要だと考え、特に重点的に取り組んでいます。また、学んだ知識が定着しているかを確認するため、経済学検定試験にも何度か挑戦しています。大学卒業までに経済学についての知識を増やし、良い成績を収めることを目標に掲げ、日々学習に励んでいます。

学⽣インタビュー
只野 佐知 4年/茨城県・明秀学園日立高等学校出身

取得できる資格

TOEIC®/ITパスポート/基本情報技術者試験/Python3エンジニア認定基礎試験/(公財)CG-ARTS協会 Webデザイナー検定 ベーシック・エキスパート/(公財)CG-ARTS協会 マルチメディア検定 ベーシック・エキスパート/MOS(Microsoft Office Specialist)/日商簿記検定3級/統計検定試験3級・2級/ファイナンシャル・プランニング技能検定3級・2級/経済学検定試験(EREミクロ・マクロ)

⽬標とする進路

公務員(都道府県・市区町村)、メーカー、商社、金融、IT、物流、建設・不動産、旅行・観光、各地域の協同組合、地域コーディネーター、国際公務員、グローバル企業など