経済学部 経済学科 経済専攻
経済データサイエンスコース
データにもとづいて
意思決定できる人材を育成
コースの特徴
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データにもとづき、経済・地域・ファイナンスなどのあらゆる社会課題の解決を目指します。統計学や計量経済学、プログラミングを学び、データを用いて分析・評価する力を習得。エビデンス(根拠)にもとづいた適切な意思決定と政策立案ができる人材を育成します。
3つのポイント
- データを用いて客観的に分析・評価する力を身につける
- データサイエンスの基礎から応用までしっかり学べる
- データの背景にある人の温かい心や考え方を理解する
4年間の流れ
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1年次(全コース共通)
経済学を通じて社会のさまざまな課題を発見
1年次は経済学の基礎を学びながら、論理的思考力や統計学にもとづく分析力を身につけていく期間です。過去・現在・未来のあらゆる社会・経済問題について、その原因や解決策を経済学から論理的に考えます。
参考授業入門経済学、基礎ゼミナール、統計学基礎
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2年次
0からプログラミングの知識と発想力をみんなで学ぶ
これまでプログラミングに触れたことのない学生に向けて、(インストールや下準備を含む)初歩からプログラミングを学びます。プログラムを組む時に必要となる「考え方」や応用に必要な「発想」を、グループワークを通してみんなで一緒に考えます。また、1年間を通して、自力で簡単なプログラムを構築することを目標としています。
参考授業基礎専門演習 A/B、入門計量経済学 A/B、データベース、データサイエンスの基礎
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3年次
データ分析を応用し、社会問題を実証、深掘りを行う
1、2年次で習得したデータの活用方法や分析手法を用いて、複雑な社会問題を実証することを目指します。自身で設定した現実的な社会問題に対して深掘りを行い、より専門的な分野を主体的に学びます。また、それまで扱えなかった複雑な問題に対処するための、応用的なモデルと分析方法を習得することを目標としています。
参考授業ゼミナール Ⅰ/Ⅱ、計量経済学 A/B、EBPMの事例と実践、経済データ分析 A/B
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4年次
専門分野の研究を深め、データを用いて社会で活躍できる人材を目指す
社会問題に対して、データを効率的に活用できるようになるために、専門分野の学びを深め、卒業研究を行います。データの読み方や活用方法、分析手法を継続して学ぶことはもちろん、データを用いた方が良い場合とそうでない場合など、さまざまな場面で活躍できる社会人になるための実践的な準備期間です。
参考授業ゼミナール Ⅲ/Ⅳ、計量経済学 A/B、EBPMの事例と実践、経済データ分析 A/B
授業紹介
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計量経済学 A/B
担当:池川 真里亜 准教授
社会の問題や地域・世界の問題について、現実の数値データを用いて自らの手で分析を行うことで理解を深めます。客観的なデータから分析・評価を行うことで、社会全体の抱えるさまざまな問題について、新たな課題の発見や政策の評価、解決策の提案を模索することを目指します。
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EBPMの事例と実践
一部外部講師を招いて実施する、オムニバス形式の授業です。実際の政策立案の現場で、どのように客観的な数値データを活用しているかを学びます。事例を学んだ上で、既存のデータの有効な活用方法を模索し、提案できることを目指します。
学⽣インタビュー
この専攻を選んだ理由は?
私が経済専攻を選んだ理由は高校生の時にあまり学べなかった「お金の動き」について詳しく知りたいと考えたからです。また、私は高校生の時から将来、社会に出る時に「お金の動き」について知識を持っておけばどこかで役に立つと思い経済専攻を選びました。実際、経済学を通してさまざまな社会問題を論理的に考えることができ、さらにはデータに基づく分析力が身につきました。今では経済学のさまざまな講義を経て「お金・人・モノの流れ」についての知識が身についたので経済専攻を選んでよかったと感じています。
特に力を入れて学んでいることは?
特に力を入れて学んでいるのは池川ゼミでのデータ分析です。現在、経済学部研究発表大会に向けて地理的加重回帰モデルを用いた実証分析を行っています。池川ゼミでは自分で調べて作ったデータを元に分析を行い、それを皆の前で発表したりします。ゼミナール内では学生一人ひとりが自力でデータを集め分析をします。例えば私は計量経済学を専門にして「どのように行動すればFPSゲームに勝てるか」や「レアキャラを効率的に入手する方法」などを研究しています。

取得できる資格
TOEIC®/ITパスポート/基本情報技術者試験/Python3エンジニア認定基礎試験/(公財)CG-ARTS協会 Webデザイナー検定 ベーシック・エキスパート/(公財)CG-ARTS協会 マルチメディア検定 ベーシック・エキスパート/MOS(Microsoft Office Specialist)/日商簿記検定3級/統計検定試験3級・2級/ファイナンシャル・プランニング技能検定3級・2級/経済学検定試験(EREミクロ・マクロ)
⽬標とする進路
公務員(都道府県・市区町村)、メーカー、商社、金融、IT、物流、建設・不動産、旅行・観光、各地域の協同組合、地域コーディネーター、国際公務員、グローバル企業など