お知らせ
【開催報告】SDGs2021 高校生ソーシャル・アイディアコンテスト
2021年8月22日(日)に本学経済学部が主催する「SDGs2021 高校生ソーシャル・アイディアコンテスト」を実施しました。本コンテストは、新型コロナウイルス感染防止対策を十分に行った上で、来場型のオープンキャンパスと同時開催し、遠方からの参加者や一部の審査員の方にはオンラインでご参加いただきました。
本コンテストは高校生がSDGsの取り組みの重要性を認識し、それを実現するためのビジネスや政策のアイディアを創出することに挑戦して、今後の高校生活や大学での学びにつなげてもらうことを目的に開催されました。
全国より22組がエントリ―し、当日は14組22名が参加しました。参加者は、「ビジネス部門」と「政策・まちづくり部門」に分かれそれぞれのアイディアを発表しました。また、各チームの発表後にはビジネスの現場でご活躍されている外部審査員より講評をいただきました。
各部門全チームの発表後に、以下の4点を総合的に評価し、審査を実施しました。
- 他に類似のものがないかを問う「新規性・独創性」
- 社会的な課題 (SDGsの目標)の解決にどれほど貢献しているかを評価する「社会性」
- 考案したアイディアは実現できるのかを評価する「実現可能性」
- プレゼンテーションやアイディアの構成や倫理性を評価する資料制作の質から成る「表現力」
審査の結果、各部門より1チームに最優秀賞、「ビジネス部門」では2チーム、「政策・まちづくり部門」では3チームが優秀賞を受賞し、本学学長より賞状が授与されました。
外部審査員の方からは「高校生の目線での等身大のアイディアが大人より優れていたり、大人や社会を動かすことができる事があります。これからも等身大の発想で考え続けて欲しいです。」というお言葉や「コロナ禍で社会が大きく変わってきている今、利益ではなく、どれだけの人の事を考えられるかが持続可能な社会やビジネスを作っていきます。引き続きこの意識を持って行動して欲しいです。」など参加者へ激励のメッセージをいただきました。
最後に、本コンテストを担当する経済学部 近藤 明人准教授は「人を大切にする気持ちがSDGsには不可欠です。麗澤大学は道徳を大切にしている学校ですので、人も大切にしています。SDGsと道徳は親和性がある事を皆さんの発表を聞き確信しました。今回のご縁を大切にして、皆さんと交流を続けていければと思っています。」と閉会の言葉を述べコンテストが終了しました。
コンテストの概要と入賞チームのコメントは下記をご確認ください。
「SDGs2021 高校生 ソーシャル・アイディアコンテスト」
- 日程:2021年8月22日(日)
- 場所:麗澤大学 校舎「かえで」1501教室、1502教室
- 主催:麗澤大学経済学部
- 「ビジネス部門」審査員:長谷虎紡積(株)代表取締役 長谷 享治様、日本環境設計(株)社長室室長 日比 伸一郎様、(一財)日本科学技術連盟 常務理事 小野寺 将人様、麗澤大学経済学部学部長 上村 昌司、
- 「政策・まちづくり部門」審査員:柏商工会議所 専務理事 伏野 龍弥様、(株)リクルート 新井様、麗澤大学学長 徳永 澄憲、経済学部教授 下田 健人
ビジネス部門優秀賞 千葉県立我孫子高等学校 水野 爽空さん
ビジネス部門優秀賞 千葉県立松戸馬橋高等学校
チーム ジェンダレス
政策・まちづくり部門優秀賞 渋谷教育学園渋谷高等学校
チーム お肉さん政策・まちづくり部門優秀賞 埼玉県立越谷東高等学校
熊谷 凛さん
入賞チームのコメント
ビジネス部門 最優秀賞
チーム「長岡高専アントレ部」
独立行政法人国立高等専門学校機構 長岡工業高等専門学校
大野 俊介さん 金沢 智さん 関谷 凌さん(オンライン参加)
生活用水を運ぶ為、学校に行く時間のない発展途上国の子どもたちが水を早く簡単に運搬できる製品を考案
【感想】
コンテストを通して、「
ビジネス部門 優秀賞
千葉県立我孫子高等学校 水野 爽空さん
「住み続けられるまちづくり」に関連し空き家を活用した勉強スペースを考案
【感想】
チーム「ジェンダレス」
千葉県立松戸馬橋高等学校 松丸 晶稀さん、深山 男輝さん
ジェンダーレスの方やLGBTの人々への格差をなくす為に、好きな服を好きな時に購入することのできるアプリを考案
【感想】
本当にアプリを作りそれを進めることを想定して、プロジェクトを進めました。つまずいて行き詰まってしまうこともあったけれ
政策・まちづくり部門 最優秀賞
チーム「ハートフルピース」
私立 帝塚山学院高等学校 上原 愛さん 安藤 凛子さん (オンライン参加)
障がいをお持ちの方々に配慮した一車両「CAST (Comfortable And Safe Train)」を考案
【感想】
このコンテストの準備過程で最も大変だったことは評価項目である
最優秀賞という素敵な賞を頂き、本当に嬉しかったです。このコン
政策・まちづくり部門 優秀賞
チーム「お肉さん」
私立 渋谷教育学園渋谷高等学校
水上 綜理さん 飯沼 勇斗さん 小林 知貴さん 中村 天陽さん
「家族型経済社会」として孫と祖父母間での経済循環を考案
【感想】
岡山県立高梁高等学校 大森 麻琴さん (オンライン参加)
障がいをお持ちの方が日常生活の中で制作した作品を世に送り出す「共生のための心のバリアフリープラン」を考案
【感想】
今回のコンテストでは、障がい者と健常者との間にあるだろう心のバリアを無くすための方法をプレゼンテーションしました。実際に地元の生活介護事業所が主催する展覧会の審査員や行事のボランティア参加をした際に障がい者福祉の現場を見たり、障がいを持つ利用者さんのお話を聞いたりした経験から今回の具体的な提言ができたと思います。優秀賞を受賞できたことをその生活介護事業所の方々も喜んでくださったことが嬉しかったです。審査員の先生方のご助言も励みになりましたので、これからも積極的に取り組もうと思います。
埼玉県立越谷東高等学校 熊谷 凛さん
川の水質汚染改善の為にゴミ回収や河川敷でのレンタルキャンプを考案
【感想】
プレゼンテーションの準備期間は私にとって、初めてSDGsと向き合った時