2022年9月9日、16日の2日間にわたり、本学経済学部と株式会社Antwayとの教育連携の一環として、社員の方々を対象に、データサイエンスセミナーが開催され、新井優太 助教（経済学部）が講師を務めました。

　株式会社Antwayは、最も家事負担の重い「家庭料理」に着目し、共働き世帯向けの手作りお料理配達サービス「つくりおき.jp」を提供している会社です。2020年2月にサービスを開始後、2022年8月時点で累計450万食を突破し、現在、東京23区全域に展開、今後、提供エリアの拡大を計画しています。

　講義は、データサイエンスの基礎である、統計学と回帰分析を中心に展開されました。

　データサイエンスセミナーの多くは、座学や練習問題を中心とするものですが、本セミナーのテーマは「実務で役に立つデータサイエンス力の基礎を身につけること」です。座学だけでなく、実際の業務で用いているデータをグループワークで活用しながら、知識と分析技術の習得を目指して進められました。

　講義後、受講生からは「業務に必要な『何が分かって、どこが注意点か』を中心に理解する事ができ、すっきりとした」、「実際のデータを使ってのワークだったので、実践的かつ業務への示唆が得られたのが有意義だった。続編を企画してほしい」などの感想が寄せられました。

　今回は社会人向けのセミナーでしたが、次回は学生向けワークショップの開催が予定されています。ワークショップでは、今回社会人の方々が取り組んだのと同じ課題に、学生が取り組むとのことです。新井先生は、「学生向けのワークショップでは、AIやデータサイエンスが『ビジネスにどのように関わってくるのか」「ビジネスへ効果的に活用するにはどうすればよいか』をしっかりと考える良い機会になるでしょう」と述べています。