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教育・研究
2022.11.04

外国語学部山川和彦教授が「地域のことばと観光」講演会を石垣市で開催

 石垣市を中心とした八重山地方の八重山語・方言(スマムニ)は、ユネスコにより消滅の危機にある言語・方言に指定されています。このスマムニを観光資源と考えることで、ことばの認知、復興の一助にならないかを考える研究会が、1029日石垣市で開催されました。

 本研究会は、外国語学部山川和彦教授が、学会長を務める日本言語政策学会・特定課題研究会「観光地のホスト社会を配慮した言語政策研究」が主催しました。

 当日は、言語政策を研究している琉球大学の石原昌英教授の講演、アートホテル石垣島の「島ムニプロジェクト」の紹介が行われました。会場にはスマムニの普及活動をしている石垣市文化交流協会の方、石垣の観光に従事している方も参加しました。

 山川和彦教授は、「開催趣旨として、青い空、青い海を求めてくる観光客は、地域文化にはあまり関心を持たない。自然風景はSDGsとして意識されても、言語は意識さえされない。地域のことばを含めた文化、社会の持続性を考えるきっかけにしたい」と述べています。

 当日の様子は、八重山毎日新聞(20221030日)に紹介されました。

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研究会の様子