お知らせ
[開催報告]麗澤・地域連携実習2018成果報告会
麗澤・地域連携実習2018は、柏市内の企業3社と茨城県境町(本学と包括的連携協定を締結)を加え、 10テーマ59人の学生が4ヶ月かけ、学生自ら受入先にアポイントメントを取り、 聞き取り調査や現地調査を行なってきました。 去る9/18に各テーマ受入協力団体への学生提案に対し教員講評を行うと共に、 協力いただいた受入団体担当者様にもコメントをいただく成果報告会を実施いたしました。この4ヶ月間各テーマに即した課題に対して、学部1年生がどのように動き、どのように成長したのか、共有する場となりました。
■■ 自治体との連携によるテーマに対応した班では、、、
振り込め詐欺の被害抑止のために学生による寸劇や携帯電話会社への提案、柏市内で急増している在日ベトナム人へのサポートとしてベトナム語生活ガイドのプロトタイプを作った班、来年度のラグビーワールドカップの事前キャンプにニュージーランド代表が柏市に来ることを受け、市のPRにつなげる提案や、町の空き家に高校生が滞在し憩える場に活用し、町全体を公民館として捉える案など、多彩な内容でした。
■■ 企業との連携によるテーマに対応した班では、、、
若年層の車離れに対して、学内で学生の免許取得率や車へのイメージをヒアリングし、大学祭での試乗会などを提案した班や、学生にとって魅力ある会社説明会や若年層の離職に対して、研修期間の短期化し実践経験を早めにさせ同僚との成功体験の早期化を提案した班、大型ショッピングモールでの健康増進方法について既存の館内ウォーキングコースへの提案など、こちらも具体性に溢れる内容でした。
学生同士、学園内でのモニタリングなども実施しているケースが多く見られ、学部や組織を超えた交流もあったことが印象的でした。
学生達からはこの授業を通じて「社会人マナーが分かった」「協調性が鍛えられた」「多数の中で相手の意見を尊重しつつ、自分の意見も交えて議論を進めることで、積極性が身についた」など、当科目が学生に期待する成長の実感を得られた様子が見られました。
受入先の方々からは、「学生ならではの斬新なアイディアで、新しい視点を得た」「費用対効果を意識して、今後他のことでも検討を続けてもらえたら。学生達にはぜひ今後も連携していきたい」「学生達のプレゼンの仕方に興味があった。彼らが今どう社会を捉えているか感じられるよい機会であった」「提案までのバックデータがもう少しだったが、このような機会を入学後早い段階で実践していくことは良いことだと思う」など前向きなコメントを多く頂きました。
大学としては、運営課題や教育的視点で来年度よりよいプログラムになるよう、引き続き検討を重ねてまいります。
本プログラムは受入れ団体の皆様方のご協力のおかげで、学生・教職員は学内だけでは得られない経験と視点を頂きました。
ご協力いただきました千葉県柏市様、茨城県境町様、イオンモール柏様、Honda Cars 柏様、川和様、柏商工会議所様には、業務多様の中多くの学生を受け入れていただきご尽力いただけましたこと、この場をかりて、厚く御礼申し上げます。
地域連携センター