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2025.10.02

【開催報告】浅草での麗澤大学ホスピタリTee活動(2025年9月28日)

 訪日外国人観光客のますますの増加で賑わいを見せている浅草で、今年3月以来の久しぶりのホスピタリTee活動を実施しました。お揃いの「ホスピタリTeeシャツ」に身を包み、困っている外国人観光客に声をかけてお手伝いしようというコンセプトで2014年8月に開始した活動です。麗澤高校の卒業生で当時(株)ディノス・セシールに勤めていた小柴孝之さん、(株)インパクトの飯塚光男さん、テレビ放送作家だった畔柳賢朗さんにご提案をいただき、当初は2014年内の3回のみの実験となる筈が、参加者からの継続希望の声を受けて続き、その後、コロナ禍での休止を経て復活し、すでに公式活動だけでも26回を数える長寿イベントになっています。

 言語の壁に限らず、見知らぬ外国人に声をかけるのは勇気が入りますが、Tシャツに背中を押してもらいながら、他の仲間たちと一緒に積極的に声がけをしていくのは良い経験になりますし、そうした日本の若者との交流を観光客の旅の思い出に加えていただくことも、広い意味でのボランティアになると考えて活動しています。

 いつもは麗澤中学・高等学校の生徒や教職員も加わってくれているのですが、今回は中間試験間近とのことで調整がつかず、大学生と卒業生のみによる活動になりました。引率は初回から運営と調整を担っている田中俊弘教授(外国語学部)です。学生コア(運営)メンバーのうち、今回はリーダーの沼田陸さん(外国語学部英語・リベラルアーツ専攻〔以下英リベ〕4年)、羽生千夏さん(同左)、田中美実香さん(国際学部日本学・国際コミュニケーション専攻3年)の3名が運営に関わり活動を進めました。また、活動経験豊富な卒業生のうち、いまだ皆勤を続ける小林湧さん(外国語学部英語コミュニケーション専攻〔以下英コミ〕2016年度卒)の他、吉野彰馬さん(同左)、小林庄太さん(英リベ2021年度卒)、山口哲平さん(外国語学部英語・英米文化専攻〔現英リベ〕2018年度卒)、上野創さん(元科目履修生)が力強いサポートをしてくれました。

 参加者は浅草寺宝蔵門に集合してTシャツに着替え、打ち合わせとグループ毎の自己紹介などを済ませて活動を開始しました。観光も楽しみつつ、外国人に声がけし、一緒に写真を撮り、参加者同士でも仲良く語らいながら、充実した午後の時間を過ごしたようです。卒業生や学生同士の交流という面でも良い機会となりました。

 浅草はホスピタリTeeの活動を最も多く開催してきた場所で、特にコアメンバーや卒業生の間に活動のノウハウが蓄積されているように見えます。そうした経験者に触発されて、初めて参加したメンバーたち(中込伊吹さん〔英コミ2年〕、桒原愛さん、佐藤葉月さん、ナセリ サイマさん、渡邉百恵さん〔以上、英コミ1年〕、佐野ひろみさん〔英リベ1年〕)も積極的に取り組めた様子で、終了後に皆が口々に良い経験をしたと話してくれました。

 次回は12月もしくは1月の開催を目指して調整を進めます。関心を持つ多くの学生や卒業生を巻き込みながら、中学・高校生や学外者にもさらに輪を広げながら、より充実した活動を目指していきたいと考えています。

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<関連リンク>

【前編】英語というツールを超えた学び。おもてなし文化で国境を越える(Reitaku Journal)
https://www.reitaku-u.ac.jp/journal/1777680/

【後編】英語というツールを超えた学び。おもてなし文化で国境を越える(Reitaku Journal)
https://www.reitaku-u.ac.jp/journal/1777681/