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2024.01.23

【実施報告】自主企画ゼミナール:世界の「今」を見る (東北大学、上智大学の学生と交流会)

自主企画ゼミナール "世界の「今」を見る" では、世界が直面する「今」の問題・課題について学生を主体的に、学生の視点から、国・宗教・民族を用いて比較します。世界の問題:紛争・政治・経済・人権・環境・ジェンダー・教育・労働などの国際社会学を学ぶ。これらの知見を深め、大学の仲間たちと世界や日本の未来について話し合い、解決方法を考えて、研究する自主企画ゼミナールです。

学内、国際学部の学生中心に、自主企画ゼミナールとして4期目、約2年が経過しました。
この期間は毎授業3〜4人の学生を主導に、それぞれが興味のある分野を持ち寄り、課題の設定とプレゼンテーションを行いました。実施方法にルールは設けず、100分の授業を自由に学生自らがコーディネートしました。私たちの授業の特徴は、教授はほとんど発言しないことです。授業内では英語も多く利用するため、英語で国際社会学を学ぶことができます。授業ではなくアウトプットを踏まえた学びの重要性を感じ、外部とも交流する価値があると考えたため、他大学との交流会を決めました。
学内では、日本のこれからを考えるというテーマでの課外活動として地元柏市の高校の生徒と、共通の研究活動である戦争や平和についてのコラボ授業や、学内の文化祭では「世界一周旅行」をテーマとした各地域の現状と課題のポスターを作成するなどアクティブ・ラーニングに取り組んできました。

この約2年は学内の活動が中心でしたが、学内のみならず、さらに他大学と交流することで、麗澤大学での活動を発信し、他大学からの新しい発見を吸収することで自発的に行動するための力を養うため、上智大学と東北大学のUIF JAPANとの繋がりを通じて交流会を開催しました。
(UIF JAPANはスタンフォード大学のd.schoolが主催する学生イノベーター育成プログラムです。)

1日目の交流会では東北大学で「Design for Belonging」ワークショップに参加し、ジャーニーマップ作成や未来の自己表現を行いました。
2日目は宮城県網地島で島の自然に触れ、携帯電話やデジタルの世界から離れて、キャンプファイヤーや火おこしなどチームビルディング力を高めるアクティビティを実施。
3日目は自然農ベースの農業を学び、震災のボランティア活動も経験しました。
最終日に振り返りを行い、参加者が成長や改善点を共有しました。
自主企画ゼミナールでは毎週のアクティブ・ラーニングを通じて学内外での活動に挑戦してきましたが、他大学との交流を通じて刺激を受けました。特にUIFチームのデザイン思考とリーダーシップに感銘を受け、これをゼミナールに取り入れることができました。

麗澤大学では国際的な大学としてイノベーションを起こすために工学部を設置するなど積極的なアクションを起こしています。その中で私たちは今回の交流会で得た「繋がり」を活かし、他大学との繋がりを継続し、学内外の高いレベルの教育機関と連携することで、学生自らの力でアクションを起こすことができる力や学生が学生をインスパイアできるような、そんな学生活動の飛躍を目指していきたいと思います。

  • 東北大学仙台キャンパスにてワークショップ
  • ワークショップの様子
  • 網地島での自然農による農業を体験
  • 振り返りの様子

文責:国際交流・国際協力(IEC)専攻4年 水野華乃音、英語コミュニケーション専攻4年 渡邊沙也

※本活動は「麗澤大学後援会自主活動支援」「麗大麗澤会 麗澤大学の魅力を高める支援金事業」として活動を支援致しました。