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教育・研究
2022.01.31|最終更新日:2022.02.10|

【学生の活躍】日本語・国際コミュニケーション専攻の3年生、「日本語教育能力検定試験」に合格!

 本学の 外国語学部 日本語・国際コミュニケーション専攻の3年生 田端 穂香(たばた ほのか)さんが、「2021年度 日本語教育能力検定試験」に、見事合格いたしました。

 「日本語教育能力検定試験」は、公益財団法人日本国際教育支援協会が実施する、日本語教員を目指されている方や日本語教育に携わる方に必要な、日本語に関する基礎的な知識や能力を検定することを目的とした検定試験です。試験は年に1回(10月)実施され、合格率は20%程度という、検定対策講座などを受講されている方でも合格が難しい、難関の検定試験です。

 田端さんは3年生になってから本試験について知り、4月より勉強を始め、わずか半年という短い期間で、合格という快挙を成し遂げました。

 高校3年生の時に異文化交流の授業で、日本語を教える仕事に興味を持った田端さんは、日本語教員を目指し、本学の日本学・国際コミュニケーション専攻に入学しました。難関と言われる試験に1度で合格された田端さんに、試験対策をお伺いしたところ、「3年生の前期は試験対策の授業に参加し、また検定用のワークブックを一冊勉強しました。」と話しています。また、「聴解問題の為の音声学は、知識だけでは解けないので、特に力を入れて勉強しました。」と教えてくれました。

 しかし基本的には、本学で学んでいる日頃からの勉強の積み重ねや、所属するゼミナールでの学びが役に立ったと語っています。更に最後の記述の問題では、「日頃から自分が日本語教師になった際にどのような授業をするか考えている経験を回答に活かすことが出来た。」と話しています。

 今後の目標をお伺いしたところ、「次は自分で勉強している、韓国語の検定試験に挑戦したい。」と応えてくれました。理由をお伺いしたところ、「将来は韓国で日本語を教える経験ができたら良いと考えている。その際にも韓国語が出来たら、受講する生徒の方から、より親しみを感じてもらえたり、安心感を持ってもらえると思うから。」と話しています。

クラスの3分の1が留学生という環境で日々学んでいる田端さん、「韓国の友達と韓国語で話すこともできる専攻は、とても良い環境です。」と明るく応えてくれました。

 日本語の先生になるため日々の学びを積み上げ、夢に邁進している田端さん。今後益々の活躍に期待が高まります。

  • 田端さん1.jpg田端さん
  • 田端さん4.jpg合格証書と使用したワークブック