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教育・研究
2021.04.16|最終更新日:2021.04.28|

オンラインを活用した海外教育機関との取り組み
~COILプログラム「日本語教育」編~

 本学では、海外の教育機関と連携しオンラインを活用した国際協働学習 "COILCollaborative Online International Learning)" を実施しています。

今回は、2020年度2学期に実施された授業の中から、インドネシアの日本語学習者との取り組みについてご紹介します。

COILとは

 COILとは、ICT ツールを活用して2カ国以上の間で教育学習を実現する教育方法で、ニューヨーク州立大学(SUNYCOILセンターによって2006年より開始されたもので、海外と国内の大学の科目間で共同シラバスを開発、互いに協力し、2国間の学生が共通の課題に取り組むためにチームを形成し、プロジェクト型学習を実施するものです。

 国際学部の杉浦 滋子教授が担当する「国際ボランティア演習」では、インドネシアの日本語教育機関からの依頼を受け、Zoomを使って日本語を学ぶ学生と本学の学生が日本語の会話練習を行いました。

 インドネシアの学生は日本語会話能力の向上を図る一方、本学の学生にとっては日本語学習者の視点やインドネシアやイスラム文化について学ぶ機会となりました。

 ペアでの会話練習となるため、会話練習の時間は授業時間外にペアで決め、50分の会話練習時間を6回のセッションで行いました。教員は会話練習に立ち会い、必要に応じてサポートする体制を取りました。セッション終了後には全体での振り返りを行い、ペアでの活動を共有することで、課題や成果を共有しました。

 履修者の中には日本語教育に初めて触れる学生もいましたが、セッション終了後も会話練習を続けたいという希望も出るほど、本学の学生にとっても普段気付くことのない「外国語としての日本語」に触れ、グローバルマインドを育む機会となりました。


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杉浦教授(写真中央右)がCOILの相手校へ訪問された際の様子

<オンラインを活用した海外教育機関との取り組み>

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