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2023.02.28

中島真志教授の共著『金融読本(第32版)』が3月に刊行 ~70年以上の超ロングセラーとなっている「金融論の定番テキスト」の最新改訂版~

 経済学部の中島真志教授の著書『金融読本(第32版)』が3月に刊行されます。島村高嘉氏(中央大学教授、麗澤大学客員教授などを歴任)との共著によるものです。

 本書は、1950年の初版の出版以来、70年以上にわたり日本銀行関係者が数年おきに改訂を続けているもので、今回は「第32版」となります。

 『金融読本』は、多くの大学で使われる「金融論の定番テキスト」とされており、70余年で累計45万部という超ロングセラーになっています。今回は、「コロナショック」と「ウクライナ・ショック」による金融へのインパクトについて書き込んだほか、前版の出版(2020年)以降の新たな動き(東証の市場再編、中銀デジタル通貨、手形交換の電子化など)について解説を加えています。

 本書は、多くの大学で「金融論」の教科書として採用されており、東洋経済新報社の「教科書採用ランキング」でも、毎年上位にランクイン(2022年度は第10位)するなど、幅広い方面から高い評価を頂いています。
 *早稲田大学、立教大学、埼玉大学、明治大学、日本大学、関西大学、立命館大学などで教科書の指定を受けています。

 本学でも、中島教授が担当する「金融論」の授業の教科書として本書を活用しており、毎年、200名以上の受講者が、テキストの著者から直接学んでいます。

 中島教授は、「今回の第32版も、多くの人に活用して頂ければうれしい」とコメントしています。

 

【著書の概要】

  • ◆発売日:2023324
    ◆著者:中島真志・島村高嘉
    ◆出版社:東洋経済新報社
    ◆価格:2,400円+税 
    ◆目次:
    1章 金融とはどういうことか
    2章 金融業務の主な内容
    3章 各種の金融機関
    4章 金融市場と金利
    5章 資金循環の構造
    6章 企業金融と個人向け金融
    7章 決済システム
    8章 金融のデジタル化とフィンテック
    9章 仮想通貨とブロックチェーン
    10章 新たな金融手法-デリバティブと証券化
    11章 金融政策
    12章 プルーデンス政策
    13章 国際収支の仕組みと動向
    14章 外国為替市場と外国為替相場
    15章 国際金融と国際通貨

    • 表紙 (1).png

 

【著者プロフィール】

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中島教授
  • 中島 真志(なかじま まさし) 麗澤大学 経済学部教授

    1958
    年生まれ。一橋大学法学部卒業。その後、埼玉大学にて博士(経済学)を取得。1981年、日本銀行入行。調查統計局、金融研究所、 国際局、 金融機構局、 国際決済銀行(BIS)などを経て、 麗澤大学経済学部教授。
    単著にSWIFTのすべて』、『アフター・ビットコイン』、『外為決済とCLS銀行』、『入門 企業金融論』、共著に『決済システムのすべて』、『証券決済システムのすべて』、『金融読本』などがある。決済分野を代表する有識者として、金融庁や全銀ネットの審議会等にも数多く参加。