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教育・研究
2023.10.05|最終更新日:2023.10.07|

自主企画ゼミ生が北海道枝幸町で活動

 自主企画ゼミナール※「北海道枝幸の地域おこし プチ移住を探る」(代表 工藤暢彦 国際学部国際交流・国際協力(IEC)専攻4年)の学生7名が、9月中旬にオホーツク海沿岸の枝幸町を訪問しました。今年度は枝幸町への体験移住をテーマに、北海道立枝幸高校生とのディスカッションや枝幸町へ移住してきた町の若手職員とのワークショップを行いました。

 ※自主企画ゼミナールとは、学生が学びたいテーマを見つけ、 学生が自ら指導を受ける教員を選び、 何をどのように学習していくかについて、 該当教員の助言を受けながら決定し、 学習計画を立て、 その計画に従って進めていくゼミナール制度です。

 学生たちは、不動産業者がないので町役場で借家を探してもらうことや、緊急時の病院の情報を得ながら、町のスーパーマーケットで食材を仕入れるなどして6日間の合宿をしました。休日の過ごし方として森の散策、ビーチコーミングを体験すると同時に、オホーツクミュージアムえさしの高畠孝宗館長の案内でオホーツク文化の遺跡の発掘現場も訪問。町の観光課の案内でホタテの水揚げの様子を見学しながら、地域の食文化の豊かさも実感している学生に対して、「海産物は旬を待つだけ」とあっさりと答える高校生たち。「この一言に、将来の移住先候補に枝幸町が加わった瞬間でした」と国際学部国際交流・国際協力(IEC)専攻4年生の名原蒼生さん。作られていない北海道の魅力を自分たちの感覚で感じ取った学生たちは、この合宿の体験をもとに、枝幸町への移住を想定したパンフレットつくりをしています。

 なお、この自主企画ゼミナールを担当している外国語学部山川和彦教授は、2018年からデスモスチルスの化石発掘、オホーツク文化などの地域資源の観光化などをテーマに、枝幸町で学生実習を行っています。

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