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2023.11.13

【学生の活躍】経済学部3年次生、「日銀グランプリ」で「奨励賞」を受賞

本学経済学部3年次生の永井喬さん、大場貴登さん(いずれも中島真志ゼミ)が、日本銀行主催の「第19回 日銀グランプリ~キャンパスからの提言~」に挑戦し、みごと「奨励賞」を受賞しました。

以下は、永井喬さん(経済専攻3年)より頂いたレポートです。

 このコンテストは全国の大学生が金融分野について小論文・プレゼンテーションを行うもので、今年は全国の38大学から105チームの応募があり、「わが国の金融・経済への提言」をテーマに様々な提案が出されました。

 このうち5チームが決勝に進出しますが、本学チームは、決勝進出には至らなかったものの、決勝進出チームに次ぐ上位にランクされた5チームのうちの1つに選ばれ、「奨励賞」を受賞することができました。

 当チームのテーマは、「株主優待のDX化~紙ベースをデジタルに NFT化の提案~」でした。株主優待として受け取った割引券を使う際に大量の紙の束を持ち歩かなければならなかったという経験から「このIT化の時代に、なぜ紙の優待券なのか」という疑問が浮かびました。そこで、株主優待をDX化することにより、スマホ1つで簡単に利用できる仕組みを提案しました。

 株主優待の配布から利用、回収までをオンライン上で完結できるようになれば、企業よし(コストの削減)、店舗よし(回収の手間なし)、株主よし(利便性の向上)という「三方良し」の状況を作り出すことができるため、「NFT」(非代替性トークン)という最新の技術を使った具体的な仕組みを提案しました。

 今回のチャレンジについては、「少ないメンバーの中、自分たちの作ったものが評価され、結果として賞までもらうことができて、非常に良い経験になった」(永井)、「決勝進出が叶わず悔しかったが、学生生活において一つの目標に対して真剣に取り組む経験ができてよかった」(大場)というのが、それぞれの感想です。

 なお、本学チームが日銀グランプリで、決勝進出や奨励賞の受賞などのかたちで入賞するのは、これで6年連続となります。

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(写真左から:大場さん、中島教授、永井さん)