お知らせ
【実施報告】外国語学部「台湾ゼミ」の学生を台湾エバーグリーン・グループ公益財団法人張榮發基金会研修へ派遣
「この世に生まれてきたならば、善行を行い、徳を積むべきである。企業家は事業が成功を収めた時こそ、感謝の気持ちを忘れず、常に社会に恩返しすべきである」と台湾エバーグリーン・グループの創業者である故張榮發総裁は生前よく話しました。
本学の関連団体であるモラロジー道徳教育財団が出版・発行する小冊子『ニューモラル』をきっかけに、台湾エバーグリーン・グループ傘下の張榮發基金会と2008年から提携関係を結んでいます。また、2014年に張榮發総裁が麗澤大学名誉博士号に就任したことにより、張榮發基金会とモラロジー道徳教育財団及び麗澤大学(廣池学園)の絆が一層強くなりました。
エバーグリーン・グループは、海運、航空、ホテル、物流等、そのほか関連事業に及ぶ名が知られている台湾企業です。公益財団法人張榮發基金会は、出版、海事博物館、交響楽団及び国際緊急援助、奨学事業等を通じて、台湾国内外を問わず、幅広く道徳教育の推進及び支援事業を行っています。
今年8月29日から9月16日まで、モラロジー道徳教育財団と廣池学園が共同推薦の形で、語学力(台湾語・中国語・英語)が優れた学生2名(松下和敬さん、張凱伶さん)を外国語学部専門ゼミナール「台湾ゼミー台湾の言語、社会と文化」より選抜し、エバーグリーングループに3週間の研修(自費)に派遣しました。
研修期間中は、長栄海事博物館、エバー航空、ホテル研修のほか、張榮發基金会が運営する僻地学校「雲林樟湖中小一貫校(民間経営の公立学校)」での5日間滞在など、積極的に台湾各地で交流活動に参加してきました。
研修終了前の9月14日に、モラロジー道徳教育財団の井上和行常務理事、麗澤大学堀内一史副学長(モラロジー道徳教育財団 国際部長兼務)、邱いーき准教授(モラロジー道徳教育財団 国際部課長兼務)が研修成果を確認するため、張榮發基金会に表敬訪問しました。その際、参加した2名の学生は、「この度の研修を通じて、道徳実践に必要な仕事技能を身をもって体験することができた」と感想を述べており、受け入れ側の張榮發基金会からも「また来年もぜひ素晴らしい学生をお待ちします」と学生を評価して頂きました。学内においても、上記2名の研修成果が認められ、2023年度上半期「後援会奨励賞」を受賞しました。
- 雲林樟湖中小一貫校 茶揉み体験
- 雲林樟湖中小一貫校 染物体験
- 雲林樟湖中小一貫校、張榮發基金会と染物工房にて
- エバー航空 トレーニングセンター
- 新北市中和高校 日本語専攻と映像制作部での国際交流
- 養護施設にて月餅制作・出荷に協力
お世話になった張榮發基金会 鍾德美執行長