お知らせ
【活動報告】北海道枝幸町で自主ゼミ活動
オホーツク海に面した枝幸町で、経済学部と国際学部の学生6名が山川和彦教授(外国語学部)と自主企画ゼミナール※活動を行いました。この活動は今回で5回目、枝幸町社会教育委員会、オホーツクミュージアムえさしと連携し、今年度は若者のプチ移住、体験移住促進をテーマに6日間かけて枝幸の魅力を考えました。
※自主企画ゼミナールとは、学生が学びたいテーマを見つけ、 学生が自ら指導を受ける教員を選び、 何をどのように学習していくかについて、 該当教員の助言を受けながら決定し、 学習計画を立て、 その計画に従って進めていくゼミナール制度です。
活動中は、子育て支援施設、スポーツ施設を視察したり、移住者への聞き取りを行ったり、ワーケションや家族での移住の可能性について情報収集をしました。枝幸の三笠山から見るオホーツク海の風景が移住のきっかけという話、生活していくために必要な熊や鹿の狩猟の話など人それぞれにストーリーを伺うことができました。また、枝幸高校の生徒とのグループワークでは、関東では感じることができない季節感を知りました。さらに枝幸高校総合文化研究会との交流活動では、オホーツク海を中心に活動していたオホーツク人が食していたと考えられるカジカを使った鍋を高校生が料理し試食、麗澤大学生はホタテのヒモを使ったホタテジンジャーエールを試飲する時間もありました。
移住者へのインタビュー(三笠山展望閣)
北見神威岬公園にて目梨泊遺跡の説明を受ける様子
枝幸町は毛蟹やホタテ、酪農など第一次産業が主力産業ですが、オホーツク文化の埋蔵文化財や海獣デスモスチルスの骨格標本などを収蔵する国内有数のミュージアムも文化観光資源になっています。その一方で、複数の診療科を持つ拠点病院には1時間以上かかり、冬はマイナス30度になることもある厳しい環境もあります。参加学生たちは、雄大な町の魅力、そこでいきいきと生活する人々の温かみを感じてきました。