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教育・研究
2025.06.24

【開催報告】島言葉でつなぐ観光と文化 ― 「言葉の木を育てる」第3弾を石垣で実施

 6月13日、沖縄県石垣市のホテルパティーナ石垣のレストランにて、本学と地元高校・企業が連携して実施する掲示企画「言葉の木を育てる」の張り替え作業が行われました。

 本企画は、葉っぱ型の紙に八重山地方を中心とした島言葉(スマムニ)を記し、模造紙に描かれた木の枝に貼り付けて「言葉の木」として展示する取り組みです。2023年から継続的に実施されており、今回はその第3弾として、新たに「ありがとう」を意味する鹿児島から与那国島までの各地域の方言を集めた作品を掲示しました。

このプロジェクトは、山川和彦教授の地域語の観光資源化に関する研究の一環として、以下の産学連携メンバーで実施されています:

・麗澤大学(学生団体「LinkRU」)

・沖縄県立八重山商工高等学校 観光コース

・スマムニ広め隊(地域語保存活動団体)

・ホテルパティーナ石垣

スマムニ(八重山語を含む八重山地方の方言)は、ユネスコにより「消滅の危機にある言語」として位置づけられています。そうした中で、観光を通じて旅行者に地域の言葉と文化への理解を促すことを目的とした本取り組みは、言語文化の継承に向けた実践的な活動として注目されています。

なお、本活動の様子は下記の地元メディアにも紹介されました。

・八重山毎日新聞(2025年6月14日付)

・八重山日報(2025年6月14日付)

石垣.JPG