お知らせ
タイのパヤオ大学で異文化研究Dが開講
パヤオ大学の副学長Suppakorn Pongsabangpho先生と面会
2月下旬、タイ北部にあるパヤオ大学にて、本学外国語学部とパヤオ大学の学生とで共同プロジェクトを行う授業「異文化研究D」(担当:山川和彦教授)が開講されました。
プレゼンの様子
このプロジェクトは、タイで授業を受けたり、見学に行ったりというようなものではなく、パヤオ大学で日本語を専攻する3年生2人と麗澤生1人がグループとなり、日本とタイ双方にあるものの比較をしながら、その差違がなぜあるのか作業仮説を立てながら検証し、発表するというプログラムです。取り上げたテーマはセブンイレブン、学食、アパート、美人そしてオカマなど。プレゼンテーションには、国際交流基金の日本語教育アドバイザー・大谷つかささん、北部タイ日本語日本研究コンソーシアムの八巻一三男会長、そしてパヤオ大学人文学部長Poonpong Ngamkasem氏も審査員として参加しました。
第一位は学食を扱ったグループ。タイの学食はメニューが豊富で、店舗も多いことを取り上げ、タイでは個人経営の店が学食に入っているので、サービス、値段が競走になり、その結果、バラエティー豊かな学食になっているという発表がされました。プレゼンテーションは日本語で行うため、日本人学生には何の問題もないように思われますが、大変なのは日本語学習中のタイ人学生とのコミュニケーション。麗澤の学生たちはどうやって優しい日本語で説明するかなど、様々な問題に直面していました。
百人一首大会は完全なアウエイ状態
プレゼンテーション大会の後にはドッキリ企画。タイでも人気のAKB48の「恋するフォーチュンクッキー」に合わせて両大学の学生・教員の気持ちは一つに!ぜひ、こちらより動画をご覧ください。 https://www.youtube.com/watch?v=iP8zurMHMDg&feature=youtu.be
このほか文化交流の一環として百人一首大会が開催されました。麗澤の学生全員とも百人一首ははじめて。半年しか日本語を勉強していないパヤオの一年生に負けるチームも出ました。タイ人の日本への関心の強さをひしひしと感じたようです。
パヤオ大学の一年生から正しいワイ(タイの挨拶)の仕方を学ぶ
パヤオ大学人文学部にとって麗澤大学が初めての海外提携校で、パヤオ大学の先生方は今回の企画を継続し、両大学間の交流を盛んにしたいとコメントしています。パヤオ大学は17学部、登録学生数が3万7千人というタイ北部の中核大学で、日本語学科には本学大学院を修了した田中博之先生が勤務しています。9月にはタイ北部で日本語や英語を教えている先生方と外国語教育のワークショップを共同開催する予定です。
パヤオ湖にて