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教育・研究
2025.06.09

【開催案内】映画と舞台の現場から学ぶ「通訳のリアル」

 202562日(月)5限、本学外国語学部の客員教授であり、映画や舞台の通訳者として第一線で活躍されている鈴木小百合先生による特別講義が開催されました。本講義は、外国語学部日影ゼミと渡邊ゼミの共同主催により実施され、多くの学生が参加しました。通訳という仕事の魅力や、臨場感あふれる現場での体験談に、学生たちは熱心に耳を傾けていました。

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 講義では、鈴木先生がこれまで携わってこられた具体的なお仕事について、多くの印象的なエピソードを交えてご紹介くださいました。今年ご担当された映画『名もなき者』や、撮影監督へのオンラインインタビューでの通訳、さらにはミュージカル『ウィキッド』に関する実体験など、映画や舞台の舞台裏をリアルに伝えるお話が続きました。

 通訳には「逐次通訳」と「同時通訳」があり、それぞれの特徴や使い分けについても丁寧な説明がありました。加えて、通訳者に求められる「集中力」や「キーワードのメモの工夫」など、実務に即したアドバイスも学生にとって非常に有益でした。

 後半には、学生からの多くの質問にも丁寧にお答えいただきました。通訳中の予期せぬハプニングや、AI技術の進展による通訳業界の今後についても触れられ、通訳という職業の未来を考える貴重な機会となりました。

 本講義を通じて、通訳の魅力や難しさだけでなく、現場での工夫ややりがいについてもリアルに知ることができました。映画や舞台の制作を支える通訳者の仕事の奥深さに触れ、通訳という職業に関心を持った学生も多かったようです。普段なかなか聞くことのできない貴重なお話をうかがうことができた、大変有意義な時間でした。

(外国語学部英語コミュニケーション専攻3年 村田梓嘉)

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【参考】鈴木先生が参加した『ミッションインポッシブル/ファイナル・レコニング』ジャパンプレミア 

https://www.youtube.com/watch?v=BbBzfKXyf6c&t=495s