大学について教育理念

「モラロジー」に基づく
知徳⼀体の教育

麗澤教育は、創立者・廣池千九郎が
提唱した道徳科学「モラロジー」に基づく
知徳⼀体の教育を基本理念とし、
学生生徒の心に仁愛の精神を培い、
その上に現代の科学、技術、知識を修得させ、
国家、社会の発展と
人類の安心、平和、幸福の実現に
寄与できる人物を育成する。

麗澤教育の目指す人間像

  • 大きな志をもって真理を探求し、高い品性と深い英知を備えた人物
  • 自然の恵みと先人の恩恵に感謝し、万物を慈しみ育てる心を有する人物
  • 自ら進んで義務と責任を果たし、国際社会に頁献できる人物

『麗澤』の語義

「麗澤」という語は、中国の古典『易経』の「象(しょう)に曰く、麗(つ)ける澤は兌(よろこ)びなり、君子以て朋友と講習す」という言葉から取ったものです。この言葉は、「並んでいる沢が互いに潤し合う姿は喜ばしい。立派な人間になろうとする者が志を同じくする友と切磋琢磨する姿は素晴らしい」と説明されています。
本学の創立者廣池千九郎は、これらの精神を「麗澤とは太陽天に懸りて万物を恵み潤し育つる義なり」と説明しています。

創立者廣池千九郎と麗澤教育の目指すもの

本学の創立者廣池千九郎(法学博士、1866年〜1938年)は、
人類の平和と幸福の実現には民族・宗教を超えた普遍的な道徳の確立が不可欠であると考え、
人類の遺産とも言うべき東西の聖人の思想をはじめ、
当時の発達した諸科学の学際的研究によって「新科学モラロジー」の創建を目指し、
『道徳科学の論文』(1928年)を著しました。

1935年に道徳科学専攻塾(本学の前身)を創立し、
単なる知識だけではなく全体的な英知(ウィズダム)を身につけた
「知徳⼀体」の人間の育成をめざしました。

心豊かな人間性を育てるとともに各種の専門知識を有し、
実践的語学力によって国際社会に貢献できる
人材の育成を目指す「知徳⼀体」の教育こそ麗澤教育の根幹です。