小田 理代
小田 理代 (ODA, Michiyo)
職名
准教授
学部
外国語学部
専門分野

・教育工学

研究テーマ

・情報教育、メディア教育、情報リテラシー、メディア・リテラシー

学歴

・東北大学大学院 情報科学研究科 人間社会情報科学専攻 博士課程後期 修了
・米国 New York University, Steinhardt School of Culture, Education, and Human Development, Master of Arts in Digital Media Design for Learning 修了
・奈良女子大学大学院 人間文化研究科 博士前期課程 生活環境学専攻 修了
・奈良女子大学 生活環境学部 生活環境学科 生活健康学専攻 卒業

取得学位

・博士(情報科学)(東北大学)
・修士(Digital Media Design for Learning)(New York University)
・修士(生活環境学)(奈良女子大学)
・学士(生活環境学)(奈良女子大学)

主要経歴

・世界銀行・教育のためのグローバル・パートナーシップ
・外務省 国際協力局
・株式会社ベネッセコーポレーション

学術論文

・コンピュータサイエンス教育カリキュラムに社会的要請をタイムラグ少なく導入する改善の検討 コンピュータ&エデュケーション Vol.51 pp.46-51 共著 (2021)
・英国・韓国・ニュージーランドと日本の初等中等教育におけるコンピュータサイエンス教育の導入経緯の比較調査 情報処理学会情報教育シンポジウム論文集 SSS2021 pp.238-245 共著 (2021)
・International Trends in K–12 Computer Science Curricula Through Comparative Analysis: Implications for the Primary Curricula International International Journal of Computer Science Education in Schools, 4(4), 24–58 共著 (2021)
・初等教育のコンピュータサイエンス教育プログラムの動向調査‐シンガポール・エストニア・イタリアに着目して コンピュータ利用教育学会CIEC春季カンファレンス論文集 Vol.12 pp.68-73 共著 (2021)
・小学校から大学・社会人までのコンピュータサイエンスの体系的な指導に向けての考察 教育情報研究 第36巻 第2号 pp.15-27 共著 (2020)
・各教科等横断的なプログラミング教育の実践による 小学校教師の変容に関する考察 - Technological Pedagogical Content Knowledge(TPACK)の形成の観点から- STEM教育研究 Vol.2 pp.3-13 共著 (2020)
・Research on Curriculum Design in Computer Science for Primary Education(初等教育におけるコンピュータサイエンス教育のカリキュラム編成に関する研究) 博士学位論文 単著 (2022)
・Closing the Achievement Gap Through Technology Enhanced Math 修士論文 単著 (2015)

その他

・Implications for Computer Science Curricula in Primary School: A Comparative Study of Curriculum Sequences in the England, South Korea, and New Zealand 共著 World Conference on Computers in Education 2022
・Analysis of K–12 Computer Science Curricula From the Perspective of a Competency-Based Approach 共著 Proceedings of Society for Information Technology & Teacher Education International Conference, San Diego, CA, United States: Association for the Advancement of Computing in Education (AACE) pp. 75-79
・Characteristics and Challenges of Japanese Computer Science Education in Elementary Level 共著 Proceedings of Society for Information Technology & Teacher Education International Conference. Las Vegas, NV, United States: Association for the Advancement of Computing in Education (AACE) pp. 316-323

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教員プロフィール

民間企業、大学院で一貫して、教育とテクノロジーの分野に携わってきました。学習科学や認知科学などの原理を応用し、新たなメディアを用いて学習体験を設計することや、新たなメディアで育成する資質・能力に関する研究に取り組んでいます。

教職員への一問一答

好きな言葉(座右の銘)を教えてください。
神は細部に宿る、という言葉です。企業での教材制作の経験を通して、作り手のこだわりは受け手に伝わるという実感を持っています。自分が忙しくて手を抜きそうになった時にも、この言葉を戒めにしています。
休日の過ごし方や趣味を教えてください。
緑が豊かなところで、ハイキングやジョギングをするなど、体を動かすことが好きです。また、コーヒーが好きで、コーヒー豆を定期便で購入しています。毎回、産地のストーリーを知ることができるレターがついており、様々な国や生産者の方々に思いを馳せながらコーヒーを飲んでいます。
大学4年間で「学生に訪れてほしい場所」はどこですか?その理由も教えてください。
関心を持ったところには国内外を問わず、足を運んでみてください。日常とは異なる環境で自分の価値観を見つめ直したり、自分の感情が揺さぶられたりする経験を通して、自分にとっては何が「成功」なのかという、自分ならではの軸をぜひ見出していってほしいと思います。
大学4年間で「学生に読んでほしい本」は何ですか?その理由も教えてください。
特定のおすすめの本はないのですが、先の質問とも関連して、訪れる地域や国に関連する本があれば読んでみることをオススメします。読んでからその土地に行くとよりその地域や国の見解が深まるからです。アメリカの大学院に留学していた際に、アルゼンチンで行われたサマープログラムに参加しました。課題図書だった、南米の経済政策に関する『The Shock Doctrine』の中で描かれていた状況を目の当たりにした時の衝撃は忘れられません。
専門分野に興味を持ったきっかけは何ですか?
民間企業で、それまで中心だった紙教材をデジタル教材に転換するプロジェクトに携わりました。その中で、これまで見えてこなかった学習者の学習活動がデジタル教材のログを通して可視化されたことにとても感動し、この分野に可能性を感じたことがきっかけです。この分野をもっと深く学ぼうとアメリカの大学院に留学し、学ぶことの理論を応用し、教えることやその環境を設計する専門家を育成するためのプログラムを専攻したことが今につながっています。
専門の研究は社会にどう活かされていますか?
情報技術が基盤となる変化の激しい社会において、人々は生涯学び続けていくことが求められます。新たなメディアのより良い活用を理論と実践の橋渡しを通して推進することで人々の学びに貢献し、そしてその先にある、一人一人のウェルビーイング(well-being)に貢献していきます。