野林 靖彦
野林 靖彦 (NOBAYASHI, Yasuhiko)
職名
教授 学部長 研究科長
研究科
言語教育研究科
学部
国際学部
学科
国際学科
専門分野

・日本語学(文法論、意味論)

研究テーマ

・日本語様相論(現代日本語のモダリティ研究)
・広義の解釈学

学歴

・東北大学大学院文学研究科日本語学専攻(国語学専修)博士課程後期 退学
・東北大学大学院文学研究科日本語学専攻(国語学専修)博士課程前期 修了
・東北大学文学部日本語学科言語学専攻 卒業

取得学位

・博士(文学)(東北大学)
・修士(文学)(東北大学)
・学士(文学)(東北大学)

主要経歴

・麗澤大学外国語学部 准教授
・麗澤大学外国語学部 助教授
・麗澤大学外国語学部 講師
・東北大学大学院文学研究科 助手
・東北大学文学部 短期教務補佐員

著書

・「図と地の解釈学-意識下に沈む無名存在の探求-」『麗澤大学紀要』第98巻 単著 麗澤大学(2015.01)
・自明性の探究―ことばを“探り針”として―『文芸研究』171集 単著 日本文芸研究会(2011.03)
・「意味論の基本図式としての文―堤中納言物語『このついで』の多層的世界の解釈学―」『麗澤大学紀要』第81巻 単著 麗澤大学(2005.12)
・「文のコンテクストーparadigmに拓かれた意味的基盤ー」今石元久編『音声言語研究のパラダイム』単著 和泉書院(2007.12)
・「生活世界の解釈学ーある匿名話者の内面に築かれた飯・餅・饅頭etc.の様相ー」『麗澤大学紀要』第84巻 単著 麗澤大学(2007.07)
・「項と叙述の表現図式−主述構造とモダリティ」『國文學ー解釈と教材の研究ー』第49巻第7号 単著 学燈社(2004.06)
・「解釈学の方法としての語彙論ー森鷗外『木精』を例にー」『麗澤大学紀要』第77巻 共著 麗澤大学(2003.12)
・「物語の意味論-森鷗外『杯』の意味論的解釈-」『文芸研究』第156集 単著 日本文芸研究会(2003.09)
・「文の存在様式と主観性ー日本語様相論の試みー」佐藤喜代治ほか編『国語論究』第10集 単著 明治書院(2002.12)
・「モダリティ形式と副詞の共起・呼応現象の記述ーparadigmとsyntabmの相関ー」『国語学研究』第40集 単著 東北大学大学院文学研究科『国語学研究』刊行会(2001.03)

その他

・【研究発表】第141回(通算404回)意味論研究会・第Ⅱ
「記号の有徴/無徴性とモノの価値」(麗澤大学東京研究センター)単「意味論研究会・第Ⅱ」事務局(2013.10.26)

先生をもっと知りたい

教員プロフィール

東京・多摩ニュータウン出身。生まれてからずーっと空中(高層階)にしか住んだ事がなかったという、典型的な団地育ち。聞くところによると、幼少期に高層階で育った子供は対人関係や学力などに悪影響が見られるらしい。私はもう手遅れですね。
専門は文法論(様相論)。特に、述語の意味論的機能の研究に興味があります。趣味はサッカーと音楽(クラシックとジャズ)。特技はヴァイオリン(学生の時は、ヴァイオリン弾きのアルバイトで暮らしていました)。弦楽四重奏マニアです(弾くのも聞くのも、カルテットは最高!)。嫌いなものは、オペラ(イタリアオペラは大嫌い)と、テレビの歌番組。

教職員への一問一答

好きな言葉(座右の銘)を教えて下さい。
 そういうものは特にないのだが…
 ・「語りえぬものについては沈黙しなければならない」(ウィトゲンシュタイン『論理哲学論考』)
 ・「人は、手も目も鼻も2つ。しかし口は一つ。」(名もない匿名のお爺さんから聞いた言葉)
 どちらも、聞いたときに衝撃・感銘を受けたことばです。前者は研究者としての戒めのことば。後者は、人の認識は多視点複合的な複眼性を持つのに対して、表現行為は単視点的単眼性を帯びていることを言い当てた、恐るべき言葉に思えたので。
休日の過ごし方や趣味を教えてください。
最近、そんな余裕もなくなってしまったのですが…
休日前日の夜から、お酒を飲みながらLPやCDを聞きまくる。翌朝、コーヒーを飲みながら、ヴァイオリンを弾きまくる。飽きたら、論文書きなどをして… 
学生時代は、こんな生活を満喫していたのですが、もう遠い昔のように思えます。
1週間の休みと100万円が自由に使えたら、どこで、何をしますか?
分からない…(くれるというならもちろん貰うが、特に100万円ほしいという気がしない。)もし、100万円を使うとすれば、メール連絡などが届かないどこかに行って、上記(A3)のような生活をするのが一番幸せ気分を味わえるかな…
過去の1日で、「もう1度やり直せる日」があるとしたら、それはいつで、どうしたいですか?
結婚することになった日。
実は、私はどうもプロポーズの言葉を言っていないらしい。
言いそびれたということなのだが、子どもに聞かれたときなどにまずい気がするので。
うちの奥さんにも、突っ込まれそうだし。
大学4年間で「学生に訪れてほしい場所」はどこですか?その理由も教えて下さい。
場所は、それ自体が意味を持つというよりも、人それぞれの関わり(関係性)によっていろいろな意味を帯びることになるんじゃないかと思います。なので、将来振り返った時に、自分の大学時代を象徴していると思えるような場所、そういう場所を大学4年間のうちに発見できたら、とても幸せなんじゃないでしょうか(よくわかりませんが…)。
大学4年間で「学生に読んでほしい本」は何ですか?その理由も教えて下さい。
 『不思議の国のアリス』や『星の王子さま』など。こういうものは、卒業して堺人になったらもう二度と読まない気がします。この種のお話は、大学生になって、少し自分の中に〝受け皿〟のようなものができかけてきた時に読むと、ものすごい話に見えてくる…そういう感じのもの。だから、大学生の時にこそ一回は読んでみたら良いと思います。