このたび、学生相談室の吉原啓カウンセラーが日本学生相談学会の「実践活動奨励賞」を受賞しました。授賞式は、宮城県仙台市の東北大学を会場として行われた日本学生相談学会第42回大会最終日の5月27日（月）に行われました。

　日本学生相談学会（正会員1350名、機関会員299名）は、1955年に創設された学生相談研究会を母体に、1987年には学生相談に関する全国規模の学会として発展、設立されました。2022年に一般社団法人化 しています。学生相談領域の研究と発展を目指し、学生相談活動の普及・啓発ならびに会員の資質の向上を目的としています。カウンセラーのみならず、各高等教育機関の教職員が、学生の気質の変化や時代の要請に従って刻々と変わる学生相談活動の理論や方法を学び合う場です。理事長は、東京大学の高野明教授が務めらています。

　吉原啓カウンセラーは、2009年に本学に赴任されてから、今日までの学生相談体制の強化や大学コミュニティ内での多様な活動実践を評価されての受賞です。特に、正課教育や学内セミナーの講師を担い、カウンセラーが有する専門性を大学教育に活かす活動に積極的に関わってきたことは、個別支援に留まらない大学教育全体への貢献であり、今後一層重要になると考えられている学生相談の実践の在り方であるとして、大変高く評価されました。

　日本学生相談学会の「実践活動奨励賞」受賞は本学のカウンセラーとして２人目で、他大学ではみられない快挙になります。麗澤大学の学生相談が、全国的にも範となる質の高いものであり、今後の深化が期待できるものであるという証明でもあります。

　学生相談室は、本学学生のキャンパスライフへの適応や心の成長を応援すべく、今回受賞した吉原カウンセラーはもちろんのこと、学生相談室のその他のスタッフ一同、今後ともサポート活動に精進してまいります。学生のみなさんには、気軽に相談にいらしてください。

高野理事長より、表彰いただきました

表彰状とパチリ