経済専攻
経済学は、「社会の動きの基本法則」を学ぶ学問です。
物やサービスの値段はどのように決まるのか。企業はどのような原理で動いているのか。
世界を動かす経済の基本を知ることで、複雑な社会を生き抜く力が身につきます。

学びの特色

経済という“生き物”を多面的に学ぶことで、変化し続ける社会を生き抜く素養を身につける。

身近な事象やニュースへの「なぜ?」から社会の仕組みを知り、理論的思考力を養う。

物価が上がれば暮らしは苦しくなるはずなのに、なぜ日本銀行は物価上昇率の目標を設置するのでしょう。豊かな経済大国が、なぜ高い関税をかけ合うのでしょう。暮らしに深く関連した経済活動の様々な「なぜ」をロジカルに解き明かすのが、経済専攻です。まずは身近な出来事から経済の仕組みを学び、徐々に理論と現実の関係を学習。理論的思考力を鍛えることで、現実社会への対応力が身につきます。
就職でも重視される「経済学検定試験」にも挑戦しましょう。

経済活動の根底を貫く「信頼」の価値をグローバルな視点から考える。

経済は、決してドライな損得勘定だけでは動きません。
グローバルな取引も、国や企業間の「信頼関係」なしには成立しません。特に近年は、フェアトレードやコンプライアンス、持続可能な開発目標(SDGs)などが経営の重要なキーワードとなり、企業倫理が強く問われるようになっています。企業の利益や成長と、倫理や道徳との関係に着目したのが、建学以来の伝統である「道経一体」※1 理論です。グローバルな時代にこそ求められる信頼の意味を、深く考えます。
※1 経済学には、“経済活動をどうとらえるか”によって、様々な分野があります。麗澤大学の経済学部が基盤としているのは、創立者の廣池千九郎が提唱した、倫理や道徳を重視する“道徳経済一体”の経済学です。

社会に溢れる数字や指標の意味を知り、AI社会に求められるデータ分析力を磨く。

経済活動の成果は、売上高や成長率などの数字で表されます。株価や失業率、GDPなど、日々目にする数字の意味を学ぶのも、経済専攻の特色です。本格的なビッグデータ時代・AI社会において経済人に求められるのは、集められたデータを的確に処理する力に加え、データの意味を経済学的知見で読み解く分析力だと考えます。社会ニーズの高まるデータサイエンティストを養成する「データサイエンスプログラム」も用意し、時代に求められる人材を育成します。

4年間の学習の流れ

幅広い分野に興味・関心を広げてから、専門性と実践力を高めていく。
1年次
基礎的な理論を学び経済の仕組みを理解。
「経済原論」と「基礎ゼミナール」の連動授業を中心に、経済の原理原則から学びます。

先生からひとこと!

経済学の基本となる用語や理論は難しく感じられるかもしれませんが、実際の生活と関連づけて、わかりやすく解説します。

2年次
専門分野に踏み込み学ぶ方向を決めます。
マクロ経済学やミクロ経済学、入門計量経済学など、幅広い専門分野に一歩踏み込みます。

先生からひとこと!

経済学の幅広い専門領域を学び、次年度のゼミナールに向けて「自分が興味を持てる分野」を見極めてください。

3年次
ゼミナールがスタート。専門性を深めます。
ゼミが始まり、テーマを絞った学習へ。ワークショップ型の授業も増えます。

先生からひとこと!

街に出て地域社会のあり方を考える実践型授業などを通して、理論だけでない生きた経済学を学んでください。

4年次
卒業研究に向けて研究。社会と向き合います。
「残すは卒業研究のみ」となる学生が大半。これまでの学習を卒業研究と就活に注ぎ込みます。

先生からひとこと!

3・4 年次の「上級専門科目」で現実の企業や業界を学んだ経験を踏まえ、最高の活躍の場を見つけてください。

経済学部の基盤となる「道経一体」教育

最新の経済学を、「企業モラル」の観点から再構築

最新の行動経済学やゲーム理論では、従来の経済学の「人とは合理的な行動を取るものだ」という大前提を疑問視し、状況に応じて行動を変える「不合理で身勝手な人間」を前提としています。では、現実の企業経営において、どのような行動が「利益の最大化」につながっているのでしょうか。実は、日本的な「三方よし」の利他的な行動こそ、大きな利益につながるケースが多いと、最新の研究で明らかになりつつあります。本学の創立者・廣池千九郎が提唱した「道徳経済一体」理論は、まさにそれを経験的に証明したものでした。本学部では、最新の経済理論と企業モラルを結びつけた“血の通った経済学”を学ぶことができます。

データサイエンティストを養成するプログラムを用意

データサイエンスプログラム

社会的な人材ニーズが急速に高まっている、ビッグデータ分析の専門家であるデータサイエンティストを養成するため、独自の履修プログラムを用意。1年次から「統計学」「情報科学」「情報リテラシー」を学び、2年次以降に「プログラミング」「データベース」「入門計量経済学」「ビッグデータ分析」「機械学習」「AIビジネス」など一定の科目群を修得した学生には、就職活動時に活用できる履修証明および認定証を発行します。他学部・専攻の学生も履修できます。論理的思考力や課題解決力を養える未来志向の学びに、ぜひ挑戦してください。

Focus on! 【経済専攻】

すべての授業が大学内で受講可能。効率的に学べる「公務員コース」

生まれ変わった公務員コース

公務員試験で高い実績を誇る専門学校[LEC東京リーガルマインド]と提携した「公務員コース」を全面刷新。これまで専門学校で受講していた授業が、すべて本学キャンパスで受けられるようになりました。またキャリアセンターと連携し、受講学生から要望が高かった論文試験対策・面接試験対策を強化。移動の負担をなくし、効率的に学べるコースを実現しました。
履修パターンは「市役所・県庁等志望」と「警察・消防等志望」の2つ。いずれも基本的に2年次から受講開始ですので、公務員試験の合格に必要な力を基礎から無理なく身につけることができます。また、長期にわたって学習を継続できるよう、公務員の仕事や役割などを説明するガイダンスや個別相談も予定しています。公務員のみならず、あらゆる組織で通用する知識と能力を身につけられるコースです。

主な学習内容

文章理解/数的推理/判断推理/資料解釈/社会科学/自然科学など(教養試験対策)/政治学/行政学/憲法/行政法/民法/経済原論/財政学/経営学など(専門試験対策)/論文試験/面接試験対策

【陸上自衛隊一般幹部候補生 内定】

勉強嫌いがコースのおかげで合格。
ヘリのパイロットを目指します!
災害のニュースなどで自衛隊員が活躍する姿を見て、「あの場所で働きたい」と強く思いました。しかし、昔から勉強嫌いで試験も一夜づけで乗り切るタイプ。このコースがなかったら、絶対に不合格でした。印象に残っている授業は論文です。自分が全然知らないテーマを次々と出題され、無知を痛感しました。希望はヘリコプターのパイロットです。人前で話す機会が多い仕事なので、ゼミナールで培った話す力、伝える力を役立てたいと思います。
橋本 佳奈
  • 橋本 佳奈
  • 経済学科 2019年卒
  • 千葉県・私立千葉萌陽高等学校出身

【成田市役所 内定】

真剣な仲間たちが良い刺激に
地元の役に立つ存在になりたい。
私は、成田市に居住しています。コースに参加した仲間たちは皆が真剣で勉強していく上で良い影響を受けました。前年度に合格された方がアドバイザーをしてくれ、体験談や勉強方法を聞けたのも良かったです。先生方も「あきらめずにやっていけば必ず合格できる」と常に励ましてくれました。キャリアセンターの面接練習も大きな自信となり、本番でも落ち着いて臨むことができました。就職後は成田市の発展に貢献できるよう、仕事に取り組みたいと思います。
板久 一貴
  • 板久 一貴
  • 経営学科 2019年卒
  • 千葉県立我孫子高等学校出身

※このコースは、すべての学部・学科・専攻の学生が受講できます。※受講したカリキュラムは、すべて卒業に必要な履修単位となります。
※「公務員コース」の受講は有料(特別割引)で、受講料およびテキスト代が必要となります。

授業紹介

授業紹介1

世界一わかりやすい経済の授業。

【経済原論A・B】

「基礎ゼミナール」とセットで経済の基本を理解しよう。

経済原論を学べば、社会人として必要最低限の経済知識を習得できます。前期は、ミクロ経済学からスタート。“家計”と“企業”という主人公が、“市場”という舞台で繰り広げるドラマを学びます。後期はマクロ経済学です。“政府”と“中央銀行”が、経済成長と物価・雇用の安定を目指すドラマです。この授業に続く「基礎ゼミナール」で同じテーマを別の側面から解説してくれるので、理解が一気に深まります。“世界一わかりやすい経済原論の授業”と言えるでしょう!

下田 健人 教授
  • 下田 健人 教授

授業紹介2

「学び方の基礎」を学ぶ。

【基礎ゼミナールA・B】

経済学の考え方と大学での学び方の「基本の基本」を身につけよう。

演習を通じて、経済学の「考え方」やスタディ・スキル(大学での学び方)を身につけます。経済学にはたくさんの専門用語があるだけでなく、独特な考え方があります。たとえば、エピソード(体験談)よりもエビデンス(客観的な証拠)を重視します。私たちの日常生活では過去の経験をもとに物事を考えたり判断したりすることが多いのではないでしょうか。意外とエビデンスにもとづく意思決定というのは難しいものです。経済学の専門用語や基礎知識に加えて、このような「考え方」についても学びます。

大越 利之 准教授
  • 大越 利之 准教授

授業紹介3

経済学を実社会でどう活かすか。

【経済政策】

経済学の知識を使った課題解決に全員で取り組むアクティブな授業。

経済学の考え方は現実生活でどのように活用できるかを、包括的に学習します。この授業の特色は、20年以上の実践を重ねたアクティブ・ラーニング型のグループ・エクササイズです。
たとえば「核戦争が勃発。生き残った中から14人の男女を2基のロケットで無人星に脱出させる。しかし1基が突然故障。どんな根拠と手順で7人を選び、7人は新しい星でどのように第二の地球を築けるか?」といった課題にグループで取り組み、検討結果を発表します。修了後には思考力とプレゼン能力が格段に向上します。

馬場 靖憲 特任教授
  • 馬場 靖憲 特任教授

在学生の声

現実と理論の関係を深く教わり、多彩な物の見方が身につきました。
  • 谷口 太一

    谷口 太一
    経済専攻 4年
    茨城県立佐和高等学校出身

  • 大越先生は1年次の「基礎ゼミナール」の担当だったこともあり、大学生活での心構えや悩み事への対応など、様々な場面でお世話になっています。大学における父親のような先生です。特に印象的なのは、「問題解決において『直観』や『過去の体験(エピソード)』は大切だが、それだけではダメだ」と、実際の社会問題とその背景を教科書の理論に照らし合わせ、さらにエビデンス(科学的証拠)に基づいて考えることの重要性を教えてくださったことです。おかげで社会について深く興味を持つようになり、今起きていることの裏で何が起こっているのか、その歴史的な背景は何か、まで考えるようになりました。さらに色々な物の見方を学びたくなり、2年次の春休みにオーストラリアへ語学研修に、3年次の夏休みにはタイへ企業訪問しました。将来は多彩な考え方を持つ人と関わり、触れ合えるような仕事がしたいと思っています。

私の履修科目〔3年次/後期〕

mon tue wed thu fri
1 道経一体演習Ⅱ
2 中級マクロ経済学B 労働経済学 道徳経営特論B
3 中小企業論B
4 経済政策B 経済実務演習Ⅳ
5 ゼミナールⅡ 自主企画ゼミナール キャリア形成研究

麗澤大学のここがポイント!

他の専攻の授業も受けられ、刺激的!

他専攻の授業も履修できる仕組みがあり、経営専攻の授業をいくつか受けました。経済学のモデルや経済学の考え方が、実際の企業でどう活かされているのかを知ることができ、経済学への理解が深まりました。語学の授業も充実していて、様々なことを幅広く学べる刺激的な大学です。

麗澤ジャーナル 経済専攻 リアルストーリーはこちら キャリアに関する リアルストーリーはこちら