麗澤の学びを支えるスペシャリスト
まなざしを、ともに

なぜ中国経済は発展し続けるのか。
そして日本はどうなるのか。考えよう。

陳 玉雄 准教授
  • 陳 玉雄 准教授
  • 主な担当科目:中国専門書講読B・C/中国経済論A・B/経済学入門(中国語)A・Bなど
  • 中国の大学を卒業後、麗澤大学経済学部へ留学、修士・博士課程修了。「長期的に学生にとって良いことは何かを考え、指導する」がモットー。年に数回は中国へ戻って現地調査をし、情報をアップデートしている。
中国福建省に生まれ、中国社会と経済の変化を目の当たりにしてきた陳先生。「私が日本に留学した26年前から、中国の平均給与は30倍以上に上昇しました。中国経済がなぜ、どのようにして発展してきたのかを解説し、結果として生じた貧富の格差やそれに付随した諸問題について考えてもらうのが、私の中国経済論の柱です」。現在進行形で変化し続けている中国の最新情報や、日本との文化や考え方の違いに関する話題も次々と飛び出します。「毎回レポートに質問を書いてもらうようにしています。履修生の半分は日本人、半分は中国からの留学生ですが、日本の学生はおとなしいですね。逆に中国の学生は良くも悪くも我が強い。かつて中国は個人の努力など不要の悪平等社会でしたが、開放政策が取られて以降、激烈な競争社会になりましたから。日本の学生は現状に安住する傾向が強いのが気になります」。すべての若者に「外の世界を見てほしい」と言います。「日本は世界中で市場を切り拓いてきました。それを忘れたら、江戸時代に戻ってしまいます。ぜひ世界に飛び出してください」。
陳 玉雄 准教授

モットーは、「陰陽」「モザイク」そして「人生の喜び」。
授業では、個性をぶつけ合ってください。

Victoria W. Miroshnik 教授
  • Victoria W. Miroshnik 教授
  • 主な担当科目:Strategic ManagementA・B/Human Resource ManagementA・Bなど
  • ロシアで心理学、アメリカで経済学を修め、イギリスで経営学博士号を取得。インド、アラブ首長国連邦、韓国、日本などの大学を経て、2017年度から麗澤大学へ「教育はギフトである。サービスでも売り物でもない」が信条。
経営戦略や人的資源管理を英語で教えるミロシュニック先生には、大事にしているモットーが3つあると言います。「まずは“陰と陽”。必ずセオリー(理論)とプラクティス(実践)を組み合わせて学習します。これらは表裏一体で、どちらか片方では成り立ちません。次が“モザイク”です。私も学生も、みんなが違う色や形をもった破片で、それが組み合わさることでひとつの知恵が生まれます。様々な意見をぶつけ合うのが、授業の基本形です。そして3つ目が“Life is Joy, Enjoy your Life!”です。学生たちは私の家族であり、最愛の友人です。最終授業では全員が白いTシャツを着て、互いにメッセージを書き合います。学びは人生をより良くするものであるべきだし、友情を育むことは学問以上に大切ですから」。経営戦略を考える上で最も重要なのは“人”だと教えるミロシュニック先生らしい方針です。「私は様々な国で学び、教えてきました。どの国にも素晴らしい個性と文化がありますが、麗澤大学は世界に例がないほど家族的で温かい。大いに学び、ここでの日々を大いに楽しんでほしいと思います」。
Victoria W. Miroshnik 教授

経営学は生き物。だから教科書は現実社会です。

近藤 明人 准教授
  • 近藤 明人 准教授
  • 主な担当科目:Strategic ManagementA・B/Human Resource ManagementA・Bなど
  • ロシアで心理学、アメリカで経済学を修め、イギリスで経営学博士号を取得。インド、アラブ首長国連邦、韓国、日本などの大学を経て、2017年度から麗澤大学へ「教育はギフトである。サービスでも売り物でもない」が信条。
「たとえばAI(人工知能)が職場に入ってきたら、企業経営はどう変わると思いますか?経営学のどの教科書を見ても、答えは書かれていません。常に現実社会から学び、考えるのが経営学なのです」。自分自身が父の会社の経営に携わった経験があり、理論と現実の違いは身に染みています。「企業利益の最大化を目指し、効率だけを追求した経営は、粉飾決算や非正規雇用の増大など、多くの負の事象を引き起こしました。麗澤大学には、倫理や道徳を重んじた経営を教える“道経一体”の伝統がありますが、今の時代にこそ大きな意味を持つと思います」。経営専攻には、家業を継ぐ予定の学生や起業を目指す学生が少なくないそうです。「中小企業の事業継承は、私自身の研究テーマでもあります。老舗と呼ばれる企業の多くは、時代に合わせて少しずつ業態を変化させることで生き延びてきました。跡取りが新しい風を吹き込み、先代がそれを認めサポートする。その際に理念や企業文化を軽視すると、生き残れないケースが多いようです。そんなナマモノとしての経営学の面白さを、多くの若者に伝えたいですね」。
近藤 明人 准教授

数字だって、嘘をつく。
物事の裏表を知るのが、大学での学びです。

篠藤 涼子 准教授
  • 篠藤 涼子 准教授
  • 主な担当科目:簿記原理/会計監査論/会計ファイナンス概論A/AccountingA・Bなど
  • パラグアイに生まれ育ち、同国カトリック大学経済学部会計学科を卒業後、北海道大学で修士および博士課程修了。「夢の実現のツールとして、世界共通のビジネス言語である会計学を身につけておきませんか?」。
商業高校の卒業生でも、「簿記は専門用語が多くて単純作業だから好きじゃない」という人は少なくないようです。「でも簿記は、作業を積み重ねれば必ず結果の出る、達成感を味わいやすい実務でもあります。しかも作業の先には奥深い会計の世界が広がっていて、私はそこに魅了されました」。篠藤先生の専門である会計監査論は、簿記によって作成された財務諸表から、そこに秘められた事実をさかのぼって見つけ出し、考察する学問です。「皆さんは“数字は嘘をつかない”と思っているかもしれませんが、財務諸表は絶対的に正しいものでなく、あくまでも相対的に正しいだけ。世の中のあらゆるルール同様、会計にも解釈次第のグレーゾーンがあって、そこをどう判断するかで結果は大きく変わるのです」。決算をつくる立場とそれを監査する立場、ひとつのものを両面から見ることは、良い経験になると篠藤先生は言います。「すべての事象を裏表で検討する能力は重要です。授業では会計学を通じてその能力を楽しく学んでほしいです。教員も学生もお互いに学び常に成長できる授業を実践していきたいです」。
篠藤 涼子 准教授

モラルを身につけた人は、どこでも通用する。
人間力は、社会を生き抜く力になる。

江島 顕一 准教授
  • 江島 顕一 准教授
  • 主な担当科目:スポーツとモラル/道徳科学A・B/教職概論など
  • 玉川大学文学部教育学科卒業、慶應義塾大学大学院社会学研究科で博士課程単位取得。教職課程で道徳の指導法を教える。麗澤大学が掲げる「知徳一体」にも造詣が深く、創立者・廣池千九郎が提唱した道徳科学に関する研究も多数ある。
専門は教育学と道徳教育。「“スポーツとモラル”の授業を通して、学生たちに“人間力”について考えてほしいと思っています」。スポーツにおいてルールを守るのは当然で、さらにフェアプレーやスポーツマンシップが求められます。けれどそれにはどんな意味があるのでしょうか。対戦相手への敬意や、“礼に始まり礼に終わる”など、競技には技術以外に倫理や道徳が重視されるのはなぜでしょうか。「それぞれの競技には理想とする選手像があり、競技力だけでなく、高い人間力が求められるのです。部活やクラブの経験のある学生に、『あなたがすぐに思い出せる良き指導者に共通することは』と問うと、人柄や人格を答える学生ばかりです」。このことは、人にスポーツを教えたり、何かを指導したりする時に大切なのは、指導力や技術力はもとより、なによりも人間力が求められることを物語っています、と江島先生。「授業で伝えたいのは、人間力の重要性です。人間力は、社会のあらゆる場面で重視される力です。この大学で、知識だけでなく人格も磨き、胸を張って社会へ出てください」。
江島 顕一 准教授