麗らかな晴天に恵まれ、ほころび始めた桜がキャンパスを彩る2024年4月2日(火)、本学第１体育館にて2024年度「麗澤大学入学式」を挙行いたしました。

　2024年度4月より、従来の外国語学部、国際学部、経済学部に加え、新たに経営学部と工学部を設置し、 ワンキャンパスに文理横断、文理融合の学生が集う5学部体制となった今年度は、学部生、大学院生、あわせて831名（令和6年3月28日現在）の新入生を迎えました。

　徳永学長は告辞で、大きく激動するグローバル社会にあっても、本学は「知徳一体」の理念のもと、未来を切り開き世界と地域に貢献する「品格あるグローバル人材」を育む改革を続けているとして、2024年度4月より新たに設置された工学部と経営学部を紹介。緑豊かなキャンパスに文理5学部が集結し、文理融合・文理横断型のサステナビリティ教育により、未知の課題に遭遇しても分野を超えた新しい解決策の提示が可能になると述べました。また全学基盤教育である「麗澤スタンダード」による4つの教育や学生が主体的に取り組む学習プログラムなど、豊富な学習の機会にも触れ、学生の様々な可能性を引き出す教育プログラムについて話しました。そして「入学された皆さんが、本日から新たな一歩を踏み出し、充実したキャンパスライフを送られることを祈っています」と結びました。

　続いて、廣池幹堂理事長が祝辞で「初心を忘れず、かけがえのない有意義な大学生活を過ごし、広く社会に貢献できる人になってくれるよう心から願っています」と話し、「出藍」の教育について触れ、「師を乗り越えて、知識だけでなく人間的に立派な人になってください」、また「主権者として、民主主義の担い手になってほしいと思います」と述べ、「皆さんとご一緒に創立100年に向けて、麗澤の新しい歴史を創っていきましょう」とお祝いの言葉を贈りました。

　更に、本学の卒業生で昨年3月に国民栄誉賞を受賞された、元プロ車いすテニスプレーヤーで本学特任教授でもある国枝慎吾さんからお祝いのビデオメッセージをいただきました。国枝氏は人生のターニングポイントについて触れ、目標を持つことの大切さについてお話くださいました。最後には「麗澤大学は、学生の挑戦を支援してくれる大学です。皆さんも是非色々なことにチャレンジして有意義な大学生活を楽しんでください」と温かい激励の言葉を賜りました。

　その後、学部生と大学院の各代表者による、新しく始まる大学生活に向けての希望に満ちた力強い宣誓が述べられ、入学式が終了しました。
　

　式典には、保護者・ご家族の皆さまにも多くご参列いただき、喜びもひとしおに、厳粛な雰囲気の中にも、大学生として新たな一歩を踏み出す新入生の皆さまの門出を祝うにふさわしい、明るく希望に満ちた入学式となりました。

　昨日、無事に今年度の「入学式」を執り行うことが出来ましたことは、本学にとりましてこのうえない喜びであるとともに、式典の開催にあたりご協力いただきました皆さまに深く感謝申し上げます。